パン屋さんの開店ラッシュが続く台湾。台湾の素材で人気の〈拾穗(スースイ)Bakery〉は、台湾の有名レストランでも提供されているほど、質の高いパンを作っている。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

パンが主役のインテリア。台湾を巡って集めた食材を積極的に使うパンをテーブルに並べてシンプルに。

パンの激戦区、台北の信義區。そこで注目されているのが、オープン8年になる〈拾穗Bakery〉だ。台湾の食材を使った新しい形のパンが買えるので、営業は週に4日と短いが、遠方からやってくるファンも多い。

早朝からパンの仕込み。食パンも大人気。パンで幸せを感じてほしいから毎日が充実していると大熊さん。
「台湾の食材で、新しい食感を」と大熊さん。

そして〈拾穗Bakery〉の品質は、シェフからの信頼も厚い。例えば、世界バリスタチャンピオンになった〈SIMPLE KAFFA〉やミシュラン一ツ星である〈Impromptu by Paul Lee〉などが代表例だろう。「おいしいパンを作りたいと思って、もう10年になります」とオーナーの大熊(ダイシュー)さんは作業をしながら話してくれた。
当時台湾では本格的なフランスパンを食べる機会が少なかった。そこで、大熊さんは台北では高級店の〈Boulangerie Le Gout〉で修業を始めた。小麦の特徴、酵母の変化、焼き上がりの温度などの知識を身につけ、2014年にオーナーとなった。

台湾のおにぎり「飯糰」(ファントゥアン)をイメージして、台湾の東北部イーランの黒米を使った「太陽の黒米クーペ」1個48元。
〈拾穗Bakery〉のスペシャリテ。看板メニューとなった、水を使わずにリンゴの水分のみで作るアップルパイ65元。

バゲット、クロワッサンといったフランス式パン、台湾の食材を使った創作パンと毎日30〜40種のパンが並ぶ。「台湾人の間ではモチモチのパンが人気で、その食感は大切にしています」
ほかにも東部の黒米を使ったクッペなど、台湾でしか食べられないパンなら、数あるお店の中でも〈拾穗Bakery〉へ行ってみるのが賢いチョイスだろう。

〈拾穗Bakery〉/莊敬路

〈スースイベーカリー〉
住所:台北市信義區莊敬路391巷5號│地図
TEL:09-7653-2966
営:12:00〜19:00
休:木〜土曜
本格的なフランスパンから、ふわふわモチモチの台湾人の好みに応えるパンまで用意する。パン屋さんが休みの日はプライベートのレストランになる。

Navigator…Chunhui Wang(チュン・ワン)

HanakoTaiwanの編集部員。食べることが大好き! 台湾ではインフルエンサーとしても大活躍。

※1元は約4.6円(2022年7月現在)、台湾の国際電話の国番号は886です。

(Hanako1211号掲載/photo:Jimmy Yang text:Chunhui Wang coordination:Chen Tsui wen produce:Hanako.taiwan)