10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、秋を感じて飾りたくなる、あるお花のお話です。

気候が涼しくなって秋めいてきました。
ふと秋を感じて飾りたくなる花といえば、ダリア。

今年もファンの多い秋の代名詞、ダリアの季節がやってきました! 花言葉は「優雅」「気品」など。ピンとまっすぐな茎に大きな花をつけるダリアは、この秋は上品な雰囲気を楽しみたい! という方にもぴったりの佇まいです。
もともと「ダリア(Dahlia)」という名前はスウェーデンの植物学者のアンデシュ・ダールさんの名前にちなんでつけられたそうです。見た目が少し牡丹ににているというところから、「天竺牡丹」という和名がつけられています。咲き方も、フォーマルデコラ咲き、インフォーマルデコラ咲き、ボール咲き、セミカクタス咲き、ポンポン咲きなど、様々。今年おすすめしたい可愛い品種がたくさんあるのでご紹介していきます。

1. 一輪で華やかに“イロドリ”

山形から届いている品種“イロドリ”。
名前も可愛いですが、ガーデニングのお花としても有名です。フォーマルデコラ咲きでダリアらしい形を堪能できて、さらに花びらが複色なので角度によっても変化を楽しめそうです。

2. シックで大人っぽい色味の“ジェシリータ”

この秋、一押しなのが、ボルドーカラーのジェシリータです。黒紫色が特徴ですが、花びらもマットでどこか妖艶な大人っぽさがあります。
ジェシリータだけで花瓶に生けても落ち着いた秋らしいトーンになりますし、ピンク系、オレンジ系、ホワイト系など様々な色のお花との相性もいいので、合わせて飾るのも試してみたいところです。

3. ニュアンスカラーが可愛い”エオナG”

ニュアンスピンクのエオナGは、大輪系でお祝いのブーケに入れても、とても華やかになるお花です。ほんのりオレンジがかっているのが特徴です。
また、栽培時の温度などの影響で色の変化も起こりやすいので、その時々に出会った色味をぜひ楽しんでもらいたいです。非常に繊細で花びらは外側から縮れるようになってきますが、抜かずに先端をカットしましょう。

ダリアを飾る難しさは、すぐに乾燥していってしまうこと。こまめにお水を替えて、茎を切り戻すのはもちろんですが、少しでも長く新鮮でいてほしい! という方は、切り花専用のミストタイプの処理剤をかけてあげると、花びらの変色や萎れを防ぐことができます。

でも、楽しめる時間が短いからこそ、時間が止まってしまうほど美しい。花持ちだけを優先せずに、その瞬間を楽しむ気持ちがさえあれば、ダリアと見つめ合ってもっと豊かに楽しめるのかな、という気がしています。