福井から京都まで続く、鯖街道。江戸時代に誕生したとされる鯖寿司は京都のひとの、ハレの日のご馳走だ。

いづ重

イートイン3,102 円。

大改装を終えた新しい店内で伝統手法で作られた鯖寿司を。
長年取引する漁師から対馬沖で獲れた真鯖を買い取り、直送。脂の乗った良型の鯖を使った寿司作りは、京都の井戸水を使い、米もおくどさんで炊くなど伝統の手法にこだわる。角のない味わいはお土産にも最適。

いづ重

住所:京都府京都市東山区祇園石段下
TEL:075-561-0019
営業時間:10:30〜19:00 
定休日:水木休 
席数:20席

満寿形屋

イートイン3,000円。

甘めのご飯と木の芽の苦味が鯖を引き立てる。
脂の乗った豊後水道の鯖を、地下70mから湧き出る地下水を使って丁寧に処理。身の美しいピンク色は、新鮮さの証拠だ。鯖の上にトッピングした木の芽の苦味が絶妙なアクセントになっている。

満寿形屋

住所:京都府京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179
TEL:075-231-4209
営業時間:12:00〜15:00 
定休日:水休 
席数:24席

末廣

イートイン2,420円。

食べ応え充分な肉厚な身。200年以上愛される伝統の味。
鯖が不漁の昨今、様々な産地をまたぎ、身が肥えた上質品を確保することに尽力しているという9代目主人。半身を丸ごと使った鯖寿司は、〆酢の加減と酢飯のマイルドな調和が見事な一品。

末廣

住所:京都府京都市中京区寺町二条上ル要法寺前町711
TEL:075-231-1363
営業時間:11:00〜18:00(店内利用〜15:00)
定休日:月火休
席数:6席

千登利亭

イートイン2,520円。

祇園の旦那衆も魅了する、酒肴にもなる一品。
縮。京都産の米酢で〆てから、一昼夜低温熟成させた肉厚の鯖寿司は、明治32年の創業時から祇園のお茶屋や町衆に広く愛される味だ。

千登利亭

住所:京都府京都市東山区団栗通大和大路西
入ル六軒町203
TEL:075-561-1907
営業時間:11:00〜17:30LO
定休日:木休、水不定休
席数:14席

photo_ Noriko Yoshimura, Yoshiki Okamoto text_ Kimiko Yamada

No. 1224

No.1224 『京都の味』 2023年08月28日 発売号

今号から、Hanakoがリニューアルします。 Hanakoが創刊時から大事にしてきたDNA・食と旅を軸にして。 領域は、家の食事を楽しむためのインテリアと道具、旅の持ち物、日本各地のカルチャー情報も……。 一時的な情報だけでなく、読者のみなさんにとって、Hanakoの記事が刺激となり、脳内シナプスが多方向につながり、楽しいことがどんどん広がって、新しい世界が開いていく特集を作っていきます。 リニューアル第一号は、京都の味について考えます。 平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。古くから、日本人が京都を目指すの …

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