
専門店から料理店、お母さんが一人で作る素朴なものまで。数え切れないほどの店がある中から、好みの味を見つけたいもの。
観山(高辻高倉)

まぐろ節のコクが旨みを添える。
華やかで素材の持ち味を堪能させてくれる京料理店。料理同様奥行きのある味わい。
観山
住所:京都府京都市下京区高辻通高倉泉正寺町465-2 たかくらビル1F
TEL:075-353-7357 ※要予約
やよい(下河原)

ちりめんも実山椒も存在感を放つ。
料理人だった初代が作り上げたちりめん山椒は、秘伝のたれをきかせて甘すぎず。食べごたえある大きさのちりめんも特徴。
やよい
住所:京都府京都市東山区祇園下河原清井町481
TEL:075-561-8413
正法院(四条大宮)

寺の台所で作られるメリハリある味。
前住職の妻が作るスタイルがユニーク。実山椒もたっぷり、ご飯が進むしっかりした味付け。
正法院
住所:京都府京都市下京区坊門町845
TEL:075-811-7768
購入は〈ジェイアール京都伊勢丹〉B1で。
ちりめん山椒 はやし(御所南)

奇をてらわず屋台で人気の母の味。
毎月21日の弘法市や25日の天神市で人気の屋台の名店。和歌山の実山椒など赤字も厭いとわない素材選びが味の要。
ちりめん山椒 はやし
住所:京都府京都市中京区堺町夷川上ル絹屋町127
TEL:075-231-6881 ※事前に電話を
しののめ寺町(御所南)

ほっとする優しい甘みでしっとりと。
奥の厨房でその日売る分だけ炊き上げる、できたて感も魅力。九州・四国のちりめんをふんわり炊き上げている。
しののめ寺町
住所:京都府京都市中京区寺町通夷川上ル西側久遠院前町669-3
TEL:075-255-7008
はれま(宮川町)

実山椒も醤油の風味もしっかりと。
元は家庭の味だったちりめん山椒。昭和46年に料理人の初代の味を受け継ぎ専門店として売り始めた元祖。実山椒の存在感もしっかり。
はれま
住所:京都府京都市東山区宮川筋6-357
TEL:075-561-4623
たきものゑびす(上七軒)

香ばしい醤油の風味があとを引く。
日本海産ちりめんだけを使用。外はカリッと、中はしっとりの食感。カレーうどんから発想した咖喱チリメンも。
たきものゑびす
住所:京都府京都市上京区今出川通七本松西入ル真盛町743-1
TEL:075-464-0110
ぎをん多な加 匠心庵(祇園)

とびきり細かなちりめんで繊細に。
料理店が手土産に作るちりめん山椒の先駆け。ごく細かなちりめんを厳選し、作り続けて40年以上。上品な味わいに京料理の技を見る。
ぎをん多な加 匠心庵
住所:京都府京都市東山区祇園町北側286
TEL:075-525-3152
三宝庵(鳴滝)

白醤油で旨みを凝縮。
山椒の自社畑を持つ佃煮店。宮崎・鹿児島のちりめんを白だしで炊き旨みを引き出した後、白醤油で味を決める。色も味も品のある姿。
三宝庵
住所:京都府京都市右京区鳴滝宇多野谷9-1
TEL:075-461-3776
photo_Kunihiro Fukumori text_Mako Yamato
No. 1224
No.1224 『京都の味』 2023年08月28日 発売号
今号から、Hanakoがリニューアルします。 Hanakoが創刊時から大事にしてきたDNA・食と旅を軸にして。 領域は、家の食事を楽しむためのインテリアと道具、旅の持ち物、日本各地のカルチャー情報も……。 一時的な情報だけでなく、読者のみなさんにとって、Hanakoの記事が刺激となり、脳内シナプスが多方向につながり、楽しいことがどんどん広がって、新しい世界が開いていく特集を作っていきます。 リニューアル第一号は、京都の味について考えます。 平安時代に始まり、戦国時代を通して、現代へ。古くから、日本人が京都を目指すの …
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