近年は、結婚や出産後も働き続ける女性が増えたため共働きの夫婦が増加傾向にあります。
しかし、共働きになると仕事に加えて家事や育児も両立しないといけないので、毎日時間に追われる女性も多いことでしょう。そんな多忙な日々を送っているのに、家事を少しも手伝おうとしない夫も少なくありません。
そこで、今回は夫が家事をしない理由や家事を夫婦で分担するコツを紹介します。
共働き夫婦の家事分担率は?

株式会社 小学館の運営するkufuraによる「共働き夫婦の女性105人を対象にした調査」によると、共働き夫婦のうち8割以上が、妻の家事分担が6割を超えていることがわかりました。
また、約45%の家庭では妻の家事分担が9割を超えています。この結果から、多くの夫は家事に協力的でないことがわかります。
出典:https://kufura.jp/family/couple/64130
夫はなぜ家事をしないの?

そもそもなぜ夫は家事に協力的でないのでしょうか。ここからは、夫が家事を手伝ってくれない理由を見ていきましょう。
家事をしていると思い込んでいる
食べた後の食器を台所に持って行ったりお風呂掃除をしたりしただけで、家事を十分に手伝っていると思い込んでいるケースが考えられます。
家事や育児は食器の片付けやお風呂掃除だけではありません。しかし、自分は十分家事をしていると考え、「これ以上、何を手伝えばいいの?」と思う男性もいるようです。
家事は女性がするものと考えている
専業主夫の母親のもとで育った男性は、「家事や育児は女性がするもの」と考えていることも少なくありません。そのため、そもそも家事を手伝う気すらないのです。
しかし、専業主夫と共働きでは置かれている状況が異なります。まずは、そのことを夫に分かってもらうことが必要でしょう。
家事を夫婦で分担するときのコツ

あまりに夫が家事を手伝ってくれないとイライラする女性も多いはずです。しかし、「手伝って!」と怒り口調で言ったところで喧嘩に発展することも。
そこで、ここからは夫婦で家事をうまく分担するコツを紹介します。
夫が得意な家事を任せる
仕事中心の生活を送ってきた男性であれば、すぐに家事をこなせる人はそう多くはありません。慣れないことの連続で余計に時間がかかることもあります。
そこで家事の得意不得意を見極めて、夫が得意そうな家事を任せるのがおすすめです。得意な家事であれば、夫本人もつらく感じることなく、妻も家事の負担が減って楽になるでしょう。
相手の仕事状況を把握する
家事を夫婦で分担するときは、相手の仕事状況も把握してお互いに柔軟に動ける体制を整えておくことが大切です。とくに仕事は予期せぬトラブルが発生したり急な会議が入ったりして、予定の時間に帰宅できないこともあります。
そんな時こそ夫婦で協力して乗り越えることが大切です。そうすることで感謝の気持ちが生まれるので、逆の立場になったときもお互いに助け合いができるでしょう。
共働きの家事分担は思いやりが大切!

共働きである以上、家事の負担がすべて妻にいく状況は決して良いことではありません。家事をしない夫にイライラが募って喧嘩が絶えなくなることも考えられます。
うまく夫婦で家事を分担して、どちらか一方に負担がかからないようにしましょう!