床暖房は誤って手を触れてしまって突然やけどをしてしまう石油ストーブと違い、床からぽかぽか体を温めてくれる暖房器具です。安全に見えて、実は危険も潜んでいます。今回は床暖房の危険とうまく付き合っていくための注意点をご紹介します。

床暖房が赤ちゃんにおすすめできない3つの理由

まずは床暖房が赤ちゃんにとっておすすめできない理由です。順番に見ていきましょう。

脱水症状

まだ十分に体温調節ができない赤ちゃんにとって、汗をかくことが一番の体温の調節方法です。しかし床暖房によって、床に長時間寝ているあいだにたくさん汗をかいてしまい、脱水症状を起こしてしまう可能性があります。

低温やけど

続いては低温やけどです。湯たんぽやカイロなどでも起こりやすい低温やけどですが、床暖房でも同じく発生しやすいです。ずっと寝たままの月齢であれば肌の同じ面が床暖房に触れ続けてしまうので、広範囲にわたって低温やけどを起こしてしまいます。

汗疹

汗が皮膚のなかに溜まることが原因で発症する汗疹。汗をたくさんかいてしまうとできやすくなってしまいます。床暖房の上で長時間寝ていると、脱水症状のほかにも汗を大量にかくことで汗疹の原因にもなるのです。

床暖房の使用は月齢と暖房タイプが重要

とはいっても床暖房が悪いというわけではありません。適切な月齢や危険の少ない床暖房のタイプを選ぶことで、赤ちゃんにとって安全で快適な環境を保つことが可能です。

使用はハイハイ期以降がおすすめ

ハイハイができる時期以降であれば、床暖房と長時間接する時間も減ります。また、ストーブのように「触れたらやけどする」といった心配もないので安全です。

床暖房は温水式がベスト

床暖房には「温水式」と「電気式」の2つのタイプがあります。温水式は床下のパイプに通ったお湯で床を温めるので、温度も高くなりすぎず安心です。電気式に比べてコスト面も良いので、温水式の方がおすすめといえます。

床暖房を使用する際の4つのポイント

続いては床暖房を使用する際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

マットなどの断熱材を使う

いくら温度が高くなりにくいとはいえ、赤ちゃんの弱い肌は少しの時間座っていただけでも低温やけどを起こす可能性があります。また、フローリングなら転んだときに怪我をしてしまってはいけません。やわらかくて床暖房に対応しているマットや断熱材を選んで敷きましょう。

設定温度に注意する

設定温度にも気を配りましょう。赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚よりやわらかくデリケートです。低温やけどのほかにも汗のかきすぎで汗疹ができてしまったり、風邪を引いてしまったりするリスクもあります。温度は少し低めに設定しましょう。

赤ちゃんの様子をチェックする

万が一脱水症状や汗疹、風邪の引きはじめの症状があっても赤ちゃんは自己主張ができません。具合が悪いときのサインは様々です。いつもと様子が少しでもおかしいと思ったら、すぐに対処できるように赤ちゃんの様子はこまめにチェックしましょう。

昼寝を床暖房の上ではしない

これは気がつかないうちに低温やけどや脱水症状、汗疹といった症状が出てしまったという状況を回避するための対策です。たくさん対策をしていても、お昼寝は長時間行います。温めすぎることで突然死に繋がってしまうという例もあるので、床暖房の上で直接寝かせない方が無難です。

使い方に気をつけて寒い冬を乗り越えよう!

新生児期やハイハイのできない乳児期にはすこし危険な床暖房ですが、ハイハイ時期以降に上手に使用すれば安全で快適な暖房器具です。床暖房を正しく使って、快適な冬をお過ごしください。