小学生の中学年〜高学年くらいになると、女の子は体つきが変化してきます。いよいよもうすぐ初めての生理ですが、子どもは不安がいっぱい。生理を迎える前に、子供にきちんと伝えておきたいことをまとめたので、参考にしてください。
小学生が生理になるのはいつ頃から?

小学生が生理になるのは10歳頃からと言われています。胸がふくらんできたり、体が丸みを帯びてきたり、身長や体重が急激に増加したら、生理が近づいているサインだと思ってください。
下着につくおりものが増えてきたときも、生理が近づいているサインです。といっても生理になる時期は個人差があるので、生理が来ないからと不安になることはありません。
生理が始まる前に伝えておきたいこと

生理は、出先で突然始まる可能性もあります。いつどこで始まってもいいように、生理を迎える準備をしておきたいもの。
はじめは血が出ると言ってもちょっと下着に付く程度なので、突然たくさんの血が出ることはないことを教えてあげるとよいでしょう。
生理用品の準備
サニタリーショーツやナプキンをポーチに入れて、常備するのが望ましいでしょう。ナプキンは5つくらいを目安に入れておくと安心です。
経血量が少ないうちはかさばらないスリムタイプで充分ですが、経血量が多くなってきたら夜・多い日用タイプなども使うとよいでしょう。
ナプキンの素材やサイズも様々なので、子供が快適に使えるものを見つけてあげましょう。
初めて生理になったら

初めて生理になったとき、慌ててしまう子供もいるかもしれません。生理のエチケットや生理周期についてきちんとわかっていない子もいるかもしれないので、小学生のうちに教えておきましょう。
大切なエチケット
生理のときは、いくつかのエチケットがあります。ナプキンや生理ショーツはポーチにきちんとしまって、他の人に見えないようにしたいもの。
そして、トイレでナプキンを捨てるときは、トイレ横にあるエチケットボックスに入れるようにします。その際、小さくたたんで捨てるのがエチケットです。
また、ナプキンを交換するときに、血が床や便器についてしまうことがあるので、トイレを出る前に確認しましょう。
血がついていたら、きれいにふき取っておいてください。そして生理中は体をいつもより清潔にする必要があるので、温泉やプールは控える方がよいでしょう。
生理周期について
生理は、ひと月に約1回なので、生理周期は25〜38日が平均です。生理が始まった頃は、人によっては半年くらい間隔があいてしまうこともあり、生理のリズムができるまで時間がかかるかもしれません。
カレンダーに、生理が始まった日・終わった日をメモしておくとよいでしょう。
生理痛がつらいとき
生理痛がつらいときは、好きな音楽を聴いたり本を読んだりして、リラックスする時間をつくることをすすめてみてください。それでもしんどい場合は、痛み止めを飲むのも一つの方法です。
痛み止めには対象年齢が記載されているので、我が子の年齢に該当しているかきちんと確認しましょう。
生理をきちんと理解して不安をなくそう

初めての生理には不安がつきものですが、事前にどういうものか理解していれば、子どもの不安を和らげることができます。我が子が小学校生活を楽しく過ごせるように、生理について少しずつ伝えていきましょう。