妊娠中は、いつも以上に自分の体を労わり大切にすることが必要です。仕事を続けることもできますが、安静にするよう言われたら、第一に自分の体のことを考えましょう。

ここでは、安静指示が出た際に注意したいことについてご紹介いたします。

妊娠初期に安静といわれるケースとは?

妊娠したら、赤ちゃんとお母さんの体を守るためにも定期検診はしっかり受けるようにしましょう。妊娠初期とは、妊娠4か月までのことをいいます。この時期、つわりで辛い時期を過ごす方も多いですが、無理をせず周囲のサポートを受けながら過ごしましょう。 

切迫流産

切迫流産とは、22週未満で妊娠の維持が難しい状態のことをいいます。赤ちゃんが外に出てしまう危険や、お腹の中で育たなくなる可能性がある状態です。原因もさまざまありますが、過労が原因になることもありますので、医師の指示に従い、安静にすることを心がけましょう。

切迫早産

妊娠22週〜37週未満の間に、早産しそうな状態のことです。こちらも、考えられる原因はいろいろあるのですが、入院して治療を受ける必要があります。

前置胎盤

前置胎盤とは、子宮の下の方に胎盤があり、産道がふさがれる可能性がある状態を指します。普通分娩が難しいことも多いため、帝王切開で出産することになる可能性も。出血しやすいので、できるだけ安静にすごす必要があります。

安静指示がされた時の過ごし方とは?

きちんと定期検診を受け、医師から安静にするよう言われたら、より一層無理を避けるよう努めることが必要です。身の回りのこと以外はせずに、徹底的に手を抜いてゆっくりしましょう。

仕事をしている場合は休む

仕事の内容によっては、仕事を続けるのが難しい場合もあります。場合によっては、仕事をお休みして安静にしましょう。仕事をしていると、どうしてもあれこれ考えて落ち着かなくなってしまいますが、割り切ることも大切です。

まずは、自分と赤ちゃんを第一に考えて、ゆっくり休むようにしましょう。家族の手を借りるなどして、極力動かないようにしてください。

トイレや着替え以外は動かない

もともときちんと家事をする方は、部屋が散らかっていると気になってしまうかもしれません。しかし必要最小限の行動以外は、誰かに頼ることも必要です。

トイレと着替え以外は、ゆっくり過ごすようにしましょう。買い物なども、家族にお願いしたり宅配を利用したりしながら、ゆっくりしてください。

上の子がいる場合は他の方に育児をお願いする

既にお子さんがいる方は、なかなか安静にできないものです。そんな時は、誰かに頼れる方法を考えてみてください。両親にお願いするのも良いでしょう。ベビーシッターを利用する方法もあります。

体調の変化が気になる場合は医師に相談を!

何か不安なことがある時は、迷わず医療機関に足を運びましょう。どのような症状があるのか分かりやすくまとめておくと、伝えやすいです。安静が必要と言われた場合は、医師の指示に従い無理をせず静かに過ごすようにしてください。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得