30代になると妊娠しづらくなるので、不妊治療を始めようか悩む人も多いでしょう。しかし、妊活には多くの時間や費用がかかるので、不妊治療における出産の割合が気になる人もいるはずです。

そこで今回は、30代における不妊治療の出産割合や病院選びの方法を見ていきましょう。

30代の不妊治療で出産できる割合は?

まずは、30代における不妊治療の出産割合から見ていきましょう。不妊治療の種類はさまざまありますが、ここでは、卵子を体外で精子と受精させる体外受精をして出産した割合を紹介します。

30代前半は約20%

体外受精の不妊治療を受けた場合に妊娠できる割合は、1回で平均20〜30%ほどです。ただし、年齢によって結果は大きく変わります。例えば、30代前半で出産した割合は、約20%ほどです。

30代後半は約16%

30代後半になると、出産の割合は約16%ほどです。その後40歳代で約7%、45歳では約0.6%まで確率は下がります。年齢を重ねるたびに出産確率も下がるので、早めに始めましょう。

不妊治療の主な種類

タイミング法や人口受精など不妊治療の種類はさまざまです。ここからは、それぞれの不妊治療の特徴を見ていきましょう。

1.タイミング法

基礎体温を測りながら、排卵日を予測して妊娠率が高い時期に性交渉を行う治療法です。タイミング法は自然な妊娠に近く、夫婦にとっても負担が少ない不妊治療になります。

2.人口授精

子宮内に直接精子を送り込んで受精する確率を高める不妊治療のことです。タイミング法で結果が出なかったときに用いられます。

3.体外受精

精子と卵子を採取して医療技術によって体外で受精させ、その後受精卵を体内に戻す不妊治療になります。人工授精で結果が出なかったときに体外受精にステップアップするのが一般的です。

4.顕微授精

体外受精と似た不妊治療ですが、受精させる方法が異なります。顕微授精は人為的に精子を卵子に注入し、受精を促す治療法です。体外受精で治療しても結果が出ないときに用いられます。

不妊治療を行う病院選びのポイント

一般的な不妊治療は、不妊症を取り扱う産婦人科であればどこでも治療を行えます。ただ、産婦人科の先生によって得意な治療法も異なるので、どのような分野が得意なのか確認しましょう。

また、体外受精や顕微授精など不妊治療に進む場合、高度生殖医療が必要です。高度生殖医療は施設により治療成績も異なるので、結果が安定した産婦人科を選びましょう。

少しでも不安を感じるなら不妊検査を行おう!

20代と比べると、30代は不妊治療をしても出産する割合は低くなります。ただその後40代に進むについれて余計に出産割合は低くなるので、早めに不妊治療を始めるのが望ましいです。

もし少しでも不安を感じるなら、不妊検査を行い、不妊治療について検討してみましょう。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得