近くでしょっちゅう子供の泣き声がする、隣の家の子供の泣き方が尋常じゃないなど子供の泣き声が気になることはありませんか?もしかして虐待かもと心配になりますよね。

そんなとき、通報するべきなのか、もし虐待じゃなかったらどうしようと不安になる方も多いでしょう。今回は、虐待の疑いがある際の通報する目安や通報の方法を紹介します。

虐待の疑いがある状況はどんなとき?

子供の泣き声がするといっても、癇癪持ちの子かもしれないし、やんちゃな子が転んで泣いているだけかもしれないなど、通報するほどなのかと迷ってしまいますよね。虐待の疑いがある子供の泣き声は次のようなものです。

  • 一晩中続く泣き声
  • 悲鳴のような泣き声や、突然の泣き叫ぶような声
  • 尋常でないくらいの激しい泣き声
  • 大人の怒鳴り声や物が壊れる音と一緒に聞こえる子供の泣き声

このようなときは虐待の可能性が高いでしょう。虐待の確証がなくても、通報することは義務付けられています。虐待は怒鳴る、叩くなどの小さな行為がエスカレートして起こる場合が多いため、早い段階で通報することでひどい虐待になることを防げるのです。

通報する場合、どこに電話をかけたらいいの?

子供の虐待が疑われる場合、どこに通報するのかをご存じですか?警察以外にも専門の相談ダイヤルが設置されています。

児童相談所虐待対応ダイヤル「189」

厚生労働省が設置している、全国共通の児童相談所虐待対応ダイヤルの「189」(いち・はや・く)。最近では、虐待のニュースなどで耳にしたことがある方も多いでしょう。無料で相談や通告を匿名で行うことができ、通報した人、相談の内容に関する秘密は守られるので安心です。

「189」にかけた後の対応は?

「189」にかけると、地域の児童相談所に繋がります。48時間以内に担当の職員が子供の生命に危険がないか、虐待の有無などの安全確認を行うしくみになっているのです。

警察「110」へ

「189」を知らない場合は、警察への「110」番通報でも対応してもらえます。実は、児童相談所への通報で多いのは警察からの通報で、約6割が警察からの通報なのです。

児童虐待のひとつの心理的虐待には、子供の前で他の家族に対して暴力をふるうDV(ドメスティックバイオレンス)が含まれます。これが子供の心身の成長に悪影響を与えることが警察にも浸透し、DV(ドメスティックバイオレンス)に関連した通報が増えているのです。

その他の相談ダイヤル

「189」「110」以外にも、相談窓口が設置されています。

・24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310(なやみいおう)

文部科学省が設置するダイヤルで、いじめやその他、子供のSOS全般を子供や保護者などが夜間、休日を含めて24時間いつでも相談できる全国共通のダイヤルです。

・子どもの人権110番 0120-007-110

法務省が設置するダイヤルで、いじめや虐待など子供の人権問題に関する専用の相談電話ができます。受付時間は平日の8:30〜17:15です。

虐待が疑われる場合は勇気を出して通報しよう

児童相談所は虐待などの罪に対して罰する権限はなく、親子や家庭の子育てをサポートする機関です。通報することで行政のサポートが入ります。また、虐待を受けている子供にとっては通報が貴重な命綱になる場合があるのです。虐待が疑われる場合は、勇気を出して電話しましょう。