大学入試改革、プログラミング、英語教育……。教育の世界がなにやら騒がしい。このコーナーでは、最近気になった教育関連のニュースをピックアップして紹介します!


第63回 小中学生の不登校、自殺が過去最多 コロナが影響か

コロナ禍 子どもたちのストレスは想像以上

この話題、本当はあまり取り上げたくないな。でも、やっぱり。

そんなことを感じながら、です。

国公私立の小中高校と特別支援学校を対象に毎年実施されているこの調査。不登校も自殺も、増加の一途をたどっています。

「どうして?」「どうしたら?」

調査結果が出るたびに、そんな声があちこちから沸き起こりますが、結局、大局的な流れは変わらず、時間だけがいたずらに過ぎていきます。

今回の調査結果によれば、不登校は小学生63350人。中学生132777人。また、自殺した小中高生は415人。重い、重い数字。でも、これを単に数字の多寡の問題にしたくはない。数字の1つ1つに、顔があるのです。彼らは、私たちに何かを問うているはずなのです。

いじめ 虐待 居場所を奪われる子どもたち

どこまでもどこまでも 支え続ける大切さ

不登校特例校、サポート校、通信制高校、そしてフリースクール。

私の子ども時代は「学校は行くもの」でした。けれど、そんな思い込みが、子どもたちをさらに追い詰めてしまう。現在は、学校に行きたくない子どもたちにも複数の選択肢が与えられるようになりました。その子に合った教育環境を整えていく。方向性は決して間違っていないと思うのに、不登校や自殺者は増え続ける。社会の変化はとても速くて突然で、私たちの歩みがなかなか追いつかないのかもしれません。

いじめや虐待をどれだけ目の細かいザルで防止しても、そこからこぼれ落ちる子どもは必ずいます。その子どもを受け止める居場所が、だからこそ必要なのです。用意したザルからこぼれ落ちる子どもがいたら、さらに目の細かいザルを。そこからも、こぼれ落ちてしまう子どもには、さらにさらに目の細かいザルを。果てしない挑戦のように思えますが、広がり始めた歩みを止めてはいけないのだと思います。この拙い記事も、小さな小さなザルの一つの目になるのなら、何度でも書きたい。そう、感じます。

悩みを聞いてくれる相談先(NHKニュース参照)

厚生労働省・SNS相談等を行っている団体一覧

一般社団法人日本臨床心理士会、一般社団法人日本公認心理師協会「新型コロナこころの健康相談電話」050-3628-5672

参照

文部科学省・令和2年度(2020年度)児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査

厚生労働省・令和2年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数(速報値)

47NEWS

4月8日・朝日新聞

7月31日・読売新聞

7月10日・読売新聞

2018年6月13日・読売新聞