ヨーロッパで爆発的に感染が広がるオミクロンに感染し、絶賛隔離生活中の我が家。今日はそんな隔離真っ最中の私が、参考までに子供との隔離生活をリポートいたします。
感染力の強いオミクロン。かかってみると、噂通りインフルエンザのようなもので、症状としてはいわゆる風邪。(個人差はあるのでしょうが)
幸いにも、これまた噂通り子供たちの症状は驚くほど軽く、熱が1日出ただけで咳もなければなんの症状もなく隔離生活が続いています。
私たちの住むエリアでは今のところ隔離が二週間となっていて、一歩も外に出てはいけないので、こちらの方がこたえます。 元気いっぱいの子供達との隔離生活。一体何をしようかと愕然としたのも束の間。大人はホームオフィスで仕事もあるけれど、もうこれは遊び倒すしかない! まさにそれくらいのマインドチェン ジが必要、と心を入れ替えたのです。もしかするとそれが今回の隔離生活の鍵だったような 気がしています。
では遊びってなんなのか。もちろんボードゲームやカードゲームなどいわゆる遊びもやりました。そしてテレビを見せっぱなしにするというのは避けたい我が家は、オーディオブックも活躍しました。

けれど意外にも、いわゆる遊びでないものが役に立ったのです。 それは日本語学習。現地校に通えないけど、日本語補習校はオンライン授業があり参加できます。宿題は普段は嫌がるけど今なら暇つぶしになる。日本語が読める、かける、ということで漫画が読めるし、料理本を自分で見て料理にも取り組みました。
こうして普段の学びが遊び、楽しみに転換されていったのです。


小学校入学前の娘の遊びには違いがありました。娘は私のやることならなんでも楽しそうに取り組むのです。洗濯物を干せば干したい。料理をしたら私がやる。お手伝いではなくて、私がやる ことを自分が一人でやり遂げたい、というリクエストが多々あったのです。さすが模倣から学ぶ 幼児期の子供。まさにその通り真似が遊びなのでした。
普段なら、時間もかかるしちょっと手伝ってもらって、私がやってしまうところを、今回時間は山ほどあるので、(笑)本当に全部自分でやってもらいました。それがすごくよかった! 普段の生活リズムでは見えなかった娘の成長や、やりたいことにとことん付き合う余裕ができたのは隔離のおかげ。悪いことばかりじゃありません。

こうして子供たちの隔離期間の遊びを眺めてみると、その年に応じた自分の能力を最大限暮らしに反映させることが遊びになっているという特徴があったように思います。
おもちゃやゲームがなくても、自分にある力で暮らしを遊びに変えていくことができるのが子供たちなんだなぁと改めて感心。そして子供の「やりたい!」という気持ちと、そこに寄り添う大人の余裕があれば子供はその遊びを通して、たくさんの能力を伸ばしていくんだなぁとも思ったりして。
いつもと違った角度から子供との暮らしを体験して、いろいろ勉強になった隔離期間です。