子どもが産まれる前は仲良しだったのに、産後は夫にイライラが止まらないと悩む女性が多いと聞いたことはありませんか。産後に夫婦仲が急速に悪化することを「産後クライシス」といい、夫婦の関係が冷え切ってしまうことも。今回は、産後クライシスの原因や解決策について紹介します。

産後クライシスって何?

産後クライシスとは、出産後急に夫婦の仲が悪くなる現象のことをいいます。
最悪の場合、離婚にまで至るケースもあるのです。
大好きだった夫に対して「触られるとイヤ」「イライラが止まらない」という心境の変化や夫婦関係の悪化に悩んでいる女性は少なくありません。

ベネッセ教育総合研究所の調査によると、妊娠期は「配偶者といると本当に愛していると実感する」に「あてはまる」と答えた割合は、74.3%で夫も妻も同じでした。
しかし、産後になると、「夫を本当に愛していると実感する」と答えた妻の割合は急減。
子どもが1歳の時点では36.8%と、半分以下の数字になってしまいます。
一方、夫は「妻を本当に愛していると実感する」と答える割合は減少していくものの、妻と比べると緩やかです。

産後クライシスの原因とは

できたら避けたい産後クライシス。
この原因は何なのでしょうか。

ホルモンバランスの変化

女性は妊娠・出産により、ホルモンバランスが急激に変化します。
母乳をつくるホルモン「プロラクチン」が増える一方で、女性ホルモンである「エストロゲン」が減少することで、精神的に不安定になってしまうのです。
特に、産後3ヶ月は心身ともに安定しない時期が続きます。

新生児のお世話で寝不足

新生児のお世話は、おむつ替えや授乳に加え、夜泣きの対応もあり、とても大変です。
細切れ睡眠により寝不足が続くと、些細なことでもイライラしてしまいます。

生活が変わらない旦那に対する不満

妊娠・出産によって、妻の生活はガラリと変わります。
一方、遅くまで飲み歩いていたり、のんびり食事をしたり、出産前と変わらない生活をしている夫の姿を見ると、不満が溜まっていくのです。

産後クライシス解決策3選

多くのママが経験する産後クライシス。 もしや自分も?と思っている方に向けて、解決策を3つ紹介します。

1.夫は育児休暇をできるだけ取得する

大切なことは、夫婦で育児のスタートを切ること。
夫は育児休暇を最低でも1週間程度取得するのがベストです。
育児休暇を取得しにくい場合は、年休を取得するなど調整をし、育児に専念する時間をつくりましょう。

2.夫は最低でも1週間、家事・育児すべてをやる

産後の妻の身体はボロボロです。
出産を頑張ってくれた妻の身体の回復を最優先にし、夫は最低でも1週間、家事・育児をすべてやりましょう。

3.妻は具体的に指示をしてダメ出ししない

家事や育児を夫にやってもらう際によくあるパターンが、「何をしていいのかわからない」ということ。
「哺乳瓶をこの洗剤を使って洗ってね」など、具体的にお願いをしましょう。
多少違うことがあってもダメ出しをしないことが、夫のやる気を育てることにつながります。

産後クライシスを乗り越えれば今後の夫婦関係がよくなる

ホルモンバランスの変化や寝不足によって起こってしまう産後クライシス。
大切なのは、夫婦で育児のスタートを切ることです。
夫婦の関係が良好であることは、子どもの成長においても大切。
お互いに寄り添いながら、産後クライシスを乗り越えましょう。