妊娠中はさまざまな体調不良が起こることがあります。なかでも気を付けたいのが貧血です。妊娠中の貧血は、重症化するとお腹の赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性も。今回は、妊娠中に貧血かどうかを知るセルフチェックの方法や、食事で手軽にできる予防法を紹介します。

妊娠中に貧血になりやすい理由

妊娠中に起こる貧血は、ほとんどが鉄不足によるものです。妊娠すると、赤ちゃんに優先的に鉄分が送られるようになり、ママは貧血になりやすくなります。妊娠中、約4人に1人が貧血になるともいわれており、貧血は比較的起こりやすいトラブルといえるでしょう。

貧血かも?と思ったらセルフチェックを

妊娠中によく起こる貧血ですが、場合によっては治療が必要になることもあります。「貧血かも?」と思ったら、まずはセルフチェックをしてみるとよいでしょう。

  • 頭痛
  • 立ちくらみ
  • 吐き気
  • 動悸、息切れ
  • めまい
  • だるい、疲れがとれにくい

これらの症状があったら貧血かもしれません。外出は控えて、病院で相談するようにしましょう。

重度の貧血になる前に受診を!

重度の貧血になってしまうと、赤ちゃんにも影響を及ぼします。酸素は血液によって全身に運ばれるので、貧血で血液が足りなくなると、全身が酸欠状態になってしまうのです。赤ちゃんは子宮を流れている血液の中の酸素を吸収して呼吸をしているので、赤ちゃんも酸欠になってしまいます。妊娠中の貧血は、低出生体重児や未熟児の要因となったり、最悪の場合は胎児死亡をひきおこすこともあるのです。 気になる症状があったら、医師に相談することをおすすめします。

鉄分摂取のポイントと食事でできる貧血予防

妊娠中はいつもよりも鉄分が必要になります。そのため、日常の食事を工夫して積極的に鉄分を摂取し、貧血を予防することが大切です。ここからは、食事でできる貧血予防法を紹介します。

鉄分はビタミンCと一緒に摂取する

鉄分は、レバー、卵黄、貝類(しじみ、あさり)、ひじき、ほうれん草などに多く含まれます。鉄分はビタミンCと一緒にとることで効率的に吸収できるので、献立にビタミンCを含むフルーツを足したり、レモンや酢など酸味の強い食品と一緒にとったりするようにしましょう。

フライパンを鉄製のものにする

意外に思えるかもしれませんが、鉄製のフライパンでも鉄分補給ができます。鉄製のフライパンで調理すれば、フライパンの表面から鉄分が溶け出し、素材に吸収されるのです。フッ素加工のフライパンよりもお手入れは必要ですが、鉄製のフライパンは料理の味を格上げしてくれるので、取り入れてみるのもよいでしょう。

砂糖を黒砂糖にする

黒砂糖には鉄分が豊富に含まれています。料理をする時に、使用する砂糖を黒砂糖に変えるだけで、鉄分を補給することができるのでおすすめです。

妊娠中の貧血は食事の工夫で予防しよう

妊娠中の貧血は、重症化すると赤ちゃんが酸欠状態になり、発育に影響を及ぼします。大切なことは、妊娠したらいつもよりも積極的に鉄分を摂取して貧血を予防することです。ちょっとした食事の工夫で鉄分を補給できるので、ぜひ取り入れてみてください。