日本が大好きで福岡に移住して14年。TVリポーター、料理家として活躍する、ボビー・ジュードさんの子育て日記です。子どもを通じて感じる、日米の子育て比較論、のびのびとした福岡での暮らし、英語と日本語、どちらで育てるか? など、ボビーさんが感じたいろいろな話題を展開します。ぜひお楽しみに!


こんにちは!

前回は泣き止まない子供の話で、私個人のポリシーを紹介しましたが、今回は泣き止まなかったり言うこと聞かなかったりする子供への対応で「ありがちだけど、私が避けたいと思うやり方」について、お話したいです!

言うことを聞かせるために、アメリカの親でも日本の親でも、多分世界中の親のだれもが使う時があるであろう2つの手段があります。

1)物で操るという手段

2)子供を脅すという手段

ありますよね?

「ほら、お野菜を食べたら、アイス買ってあげるけん」

「こら! 喧嘩をやめんやったら、車からおろすバイ」

こういう手段を使うのって、正直…楽ですよね。効き目が中々よか! ただ、私が思うには これらによるポジティブな効果は最初だけなんです。長い目で見ると、とても悪い影響がでる。

まず、物で操るやり方ですが、これが非常に逆効果だと思うばい! この手に頼っちゃうと、子供が「親のいう事を聞くというのは、何かをもらう為にすること」と思うようになるかも。だって、よー考えてみらんね。

例えば、子供に「部屋を片付けて」とお願いしたとして、そこで子供がササッと片付けた場合、親はどうする?

「いい子だね、ありがとう」と言うぐらいじゃないかな? いう事を聞くのが当たり前ですから、特別なご褒美をあげることはあまりしないよね。

ただ、片付けてくれない子に、「ほら、片付けたら、いいものあげるよ」と言っちゃうと、大変なことになるかも。

子供がそこで、「もらわなくてもいい」と判断した時は、それが「しなくてもいい」という結論につながると思うから!

そしてもっと怖いのが、このやり方の結果、子供が親のいう事を最初から聞かなかった事がきっかけで、いい物をもらってるわけやん! 教えたい事の真逆やん!

だから私はあまり使いたくないな。

さて、Next.

「脅し」なんですが、奥さんが子供の時、兄弟で悪さしよったら、父親に「海に捨てるぞ」と言われてたみたい。今でも、「家から追い出す!」や「置いていくよ!」などのような脅しを使っている親は少なくないだろう。

そしてアメリカには無い、日本で私が初めて聞いたあの脅し方もあるよね!

「鬼が来るぞ!」

これらのような脅しは、一時的な効果はあるかもしれないけど、自分が一番の問題点を感じるのはこちら: これら全てが正直、ウソな訳やん。

いくら言うことを聞かんでも、鬼は来んばい(笑)

脅しという手段を使う親は、ただただお利口さんにしてほしいだけかもしれませんし、中でも子供には「ダメなことをしたらバツを与えられる」という事を教えたい親もいるやろう。

それを教えることも大事だと思うばってん、その「バツ」が鬼だったり、海に捨てられることだったりすると。。。ゆくゆくそれがウソだとバレちゃう日が怖か。

いずれ子供が悪い事をしても、「バツが来ないかも? 親に言われていた事は、ただ親が言っていただけだった!」と子供が思う恐れがあるんじゃなか?

そして、そもそも悪いことをなぜしないかというと、バツを与えられたくないからではなく、悪い事をするのが悪いからだと思ってもらいたいよね。

あと、さらに大きな問題が潜んでいる。

子供からしたら、親は世界一の味方であり、自分を守る存在であるべきだと私は思うけど、「僕が悪かったら親が鬼から守ってくれなくなる」とか「僕が悪かったら親が鬼を呼んじゃう」と子供が思った時点で、守るべきはずの親が恐怖である鬼側の味方になってる! それが原因で信頼関係にひびが入るかもしれない。

じゃ、だったらどうしたらいい? ってなるよね。 (笑)

自分は実際に使っている手段は主に次の2つ:

1) Natural Consequences

2) Imposed Consequences

英語ですみませんけど、

1つ目は「自然な結果」という意味で、2つ目は「決められた結果」という意味です。

分かりやすい例をあげると、

子供がおもちゃを大事にせず、乱暴に使ったりすると、そのおもちゃが壊れたりするよね。それが「自然な結果」だ。その時、子供に新しいおもちゃをあげたり、自分の悪さで壊したものを親が修理してあげたりせずに、そのおもちゃがだめのままで終わっちゃう。自業自得の世界を理解してもらう方法です。

そして、このやり方は、なんの為にルールがあるのか、なんの為に親のいう事を聞いた方がいいのかを知ってもらうきっかけにもなる。「おもちゃをちゃんとしまわなかったら、今度欲しい時は探せないかもよ」と親はよくいうけど、その結果を実際に味わった子供の方がより良くおぼえてるだろう。

もう1つ「決められた結果」というのは、まさに「バツが与えられる」ウソではないパターンです。

例えば、「おもちゃでお友達を叩いたら、お父さんがおもちゃもらうよ」というルール作り。

うちでは、子供がいう事を聞かなかった場合、普段の生活で楽しみにしている事をする権利を失くすというルールがあります。

たとえば、お風呂上がりの髪を乾かしている間PVを見ることや、寝る前に家族でトランプをすることに今娘たちはハマっているけど、自分の家事ややるべき事をちゃんと終わらせないと、PVが見れなくなる、トランプをせず部屋に早く上がるなどのルールがある。

ここで大切だと思っているのは、鬼と違ってこのルールによる結果が実現できるものであること。

そして、「海に捨てる」などの脅しに比べて、親が怖い行動をする形ではなくて、親が子供にする行為として捉えられるわけでもなく、こっちの方のバツが子供の行為の結果だと分かってもらいやすいかもね。しかも、私の経験上でいうと、「お父さんがするって言う事は本当にするから」と子供にわかってもらうのは、信頼関係のプラスにもなる。だから自分はしない事(もしくはできない事)は最初から言わない。

さ、今回も長文になってしもーたばってんが、どうやった?

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そいぎ、see you next time!