子供の成長において大切なものが睡眠です。睡眠不足は体や脳に悪影響を及ぼすため、睡眠時間をしっかり確保する必要があります。しかし、実際のところ、早く寝かせようとしても寝てくれないこともありますよね。実は、睡眠不足を解決するためには、早寝よりも大切なことがあるのです。

子供の理想の睡眠時間とは

アメリカ国立睡眠財団によると、子供に必要な睡眠時間は以下の通りです。

  • 生後1日目から3ヶ月:14〜17時間
  • 4カ月から11ヶ月:12〜15時間
  • 1歳から2歳:11〜14時間
  • 3歳から5歳:11〜13時間
  • 6歳から13歳:9〜13時間
  • 14歳から17歳:8〜10時間

思っていたよりも長い時間なのではないでしょうか。3歳から5歳の11〜13時間で考えると、朝7時に起きる場合、8時には眠りにつかなくてはなりません。

日本の子供は世界的に見ても夜ふかし

財団法人日本小児保健協会によると、夜10時以降に就寝する子供の割合は、1歳6ヶ月・2歳・3歳で50%を超えていることが分かりました。ここ20年でその割合は増え続けています。欧米諸国と比較しても日本の子供は夜ふかしであることがわかります。

子供の睡眠不足による影響とは?

子供が慢性的に睡眠不足になると、どのような影響があるのでしょうか。

体に与える影響

骨や体が形成されにくくなる

睡眠中は、子供の脳から成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは骨や体の成長を促すので、睡眠不足が続くと成長ホルモンの分泌量が減少し、成長に遅れが出てしまうのです。

体調不良を引き起こしやすくなる

睡眠は体の疲れを癒やすために大切なものです。睡眠不足が続くと、体の疲れが取り切れず、慢性的な疲労や免疫力低下につながります。また、病気にかかりやすくなったり、治りにくくなったりするだけでなく、将来的な肥満や生活習慣病のリスクが高まることもわかっています。

精神に与える影響

注意力・集中力が低下する

睡眠不足になると、注意力や集中力が低下します。学力が低下した原因が、実は睡眠不足で授業中にぼーっとしているからという可能性もあるのです。また、注意力や集中力の低下により、ケガや事故の危険性が高くなります。

イライラしやすくなる

睡眠不足が続くと、脳が充分に休めず、イライラしやすくなります。さらに、睡眠不足によって集中力が低下することで、成績が悪化したり思うようにできなかったりするようになり、イライラにつながるという悪循環に陥る可能性もあるのです。

体内時計を正しくするためには「早起き」から!

睡眠不足の子供のなかには、「夜になっても眠くならない」「朝、起きられない」という子供が多くいます。これは、体内時計が狂ってしまっていることが原因として考えられます。

睡眠時間を確保するためには早く寝なければいけないと考えている人が多いですが、体内時計が狂っていると、夜になっても眠ることができません。

体内時計を正しくするために大切なのは、まずは早寝ではなく早起きを習慣づけること。そして、朝起きたら日光を浴びることも大切です。1〜2週間続けると、子供の体内時計は次第に朝型のサイクルに変わっていきます。小さな子供は自分で生活サイクルを変えられないので、夕食の時間を早めたり、テレビの時間を調整したり、親が調節をしてあげましょう。

子供の睡眠不足は早起きで改善しよう

子供の睡眠不足は、体の発達だけでなく、慢性的な体調不良やイライラにつながります。悪循環に陥らないように、体内時計を正しく整えてあげることが大切です。そのためには、まずは早起きから始めてみましょう。親子で生活サイクルを朝型にしていくことで、夜にしっかり眠れるようになっていきますよ。