ソロ・デュオキャンパー向けイベント「ソロキャンプダムディズム」が2020年12月5〜6日に奈良県吉野郡下北山村「下北山スポーツ公園キャンプ場」で初開催。ダムの巨大な壁が迫り来るキャンプ場で郷土料理の朝ごはん付き、ソロ向けのアウトドアギア展示、圧巻のファイアーパフォーマンス……など、ソロキャンパー大満足のイベントの様子をお届けします。

初のイベント 奈良県吉野郡で行われたソロ・デュオキャンパーのための「ソロキャンプダムディズム」

埼玉でキャンプ民泊NONIWAを運営する野あそび夫婦のエリーです。

今回は、奈良県で行われたイベント『ソロキャンプダムディズム」をレポート。私たちは出展者として参加しつつも、会場をくまなく取材してきました。

会場である奈良県吉野郡下北山村(しもきたやまむら)は奈良市から車でおよそ3時間。和歌山県と三重県との県境に位置する人口900人弱の山奥の小さな村です。

自然豊かで、下北山村内の約半分が吉野熊野国立公園に指定されています。

温泉施設も併設する「下北山スポーツ公園キャンプ場」はすぐ横にある池原ダムの堰堤(えんてい)が迫り来る、迫力満点の人気キャンプ場です。

当日はソロ・デュオキャンパー90名弱が参加。新型コロナウイルスの影響で一部プログラムの予定を変更して開催されましたが、イベント中もちょうどよい距離感を保ちつつ、皆さんしっぽりとキャンプを楽しんでおりました。

イベントはキャンプブロガーでライターの佐久間亮介さん、イベントクリエイターのH3O山本浩紀さんが企画・運営サポート。

”キャンパーが企画するキャンパーのためのイベント”ということで、ソロキャンパー心をくすぐるコンテンツ盛り沢山のイベントでした。

ソロキャンパー大満足のイベントコンテンツをご紹介

ここからは、実際のイベントの様子をご紹介していきます!

●会場紹介

写真は、会場のマップです。

右側のダムの堰堤前がソロキャンパーのフリーサイト。反対側が車が横付けできる区画サイト。

●イベントスタート!

14時頃。設営を終えたキャンパーたちが集まり、開会式。

スタートの合図は、ハイパーキャンプクリエイターズのヤマケンによる軽快なMC。

支配人から「下北山スポーツ公園キャンプ場」はキャンプ場予約サイトで「西日本・予約件数部門」の1位を獲得する人気ぶりと説明が! すごい!

●大人のソロキャンプにぴったりなギアが集結! アウトドアブランドの商品展示・販売

会場でまず目を引くのが、圧巻のソロテント展示ブース! こんなにたくさんのソロ・デュオテントが展示されている様子、はじめて見ました。

「tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)」の今話題のソロテントに「NORDISK(ノルディスク)」のスタイリッシュなテント(一部廃番品を展示販売)も。

なんと言っても今回のテント展示のメインは、こちら!

テンマクデザインから12月中旬に販売されたばかりの「ガレージテント」。佐久間亮介さんコラボレーションのソロ用テントです。

イベント時は販売前。大勢のキャンパーがたくさんのギミックとキャンプ愛が詰まったガレージテントをじっくり見学していました。

隣のブースではイギリスのアウトドアブランド「snugpak(スナグパック)」の新作テントを展示。優勝者は寝袋がもらえる、寝袋の早詰め選手権も盛り上がっていました。

ハンモックメーカー「KAMMOK(カモック)」の新作ハンモックテントも体験。

なかなか実物を見ることのできない「Robens(ローベンス)」のテントやタープの販売も。

イベント開始直後から人気だったのがこちらのブース。愛知県のランプ専門店「江戸川屋ランプ」のオイルランタンに、人気のDIETZ(デイツ)のハリケーンランタン。夜にはほとんどがお持ち帰りされ、さっそくみんなのサイトを灯らしているようでした。

帽子ブランド「Clef(クレ)」では、アウトドアにぴったりのキャップや、こいしゆうかさんがロゴイラストをデザインしたサウナハットも販売。

ホーロー食器ブランド「Platchamp(プラットチャンプ)」では、日本酒の香りを楽しむことにこだわり作られた唯一無二のホーロー酒器「GUINOMI (ぐい呑み)」を販売。冬キャンプの熱燗にぴったりのギアとして人気でした。

そして名古屋のアイアンBBGギアブランド「[flames](フレームス)」さんも出展。

Makuakeで話題になり、最近一般販売がスタートされた“一目惚れ焚火台”こと「ファイヤースタンド」がキャンパーたちの注目の的。無骨で美しい、ソロキャンパーにぴったりの焚火台です。

オリジナルアウトドアブランド「Baltic Amber」「WANDER THE Life」「Flaky Design Works」「miki.handcrafted」のブースも。

そして、アウトドアギア……ではありませんが、ソロキャンパーの気持ちをぐっと掴んだ意外な販売も。

大阪府寝屋川のお花屋さん「flower colors」によるミニブーケの販売。ソロキャンプに行かせてくれたおうちの方へのお土産に、というキャンパーならではの気遣い。これは嬉しいですね!

地元とキャンプの良さが詰まった飲食ブース

この地域ならではの、おいしいものが楽しめるブースも。

下北山村でとれた柚子を使った「ゆずカレー」。爽やかな柚子が香る、後味ピリッとな本格的なスパイスカレー。絶品でした。

アウトドアコーヒーの「焙煎さん」、大阪でエチオピアの生豆を販売する「Galitebe Coffee(ガルテンビコーヒー)」のブースでは、生豆を自ら焙煎できるアウトドア焙煎体験も。

焦げないよう様子を見ながら10分ほど焙煎機を振り続けて飲むコーヒーの美味しさは格別。香ばしい香りが会場を包んでいました。

クラフトビールを販売していたのは「奥大和ビール」さん。奈良県奥大和地域で生産された果物や薬草などを原料につくるハーバルクラフトビールを奈良県宇陀市のお店で販売されているそう。

ハーブを使った爽やかなホワイトビールをキャンパーたちはマイカップ持参で楽しんでいました。

ちなみに私たち野あそび夫婦の「NONIWA(ノニワ)」ブースでは、新製品のホットワインミックスを販売。これを使ったホットワインやホットミルクで温まってもらいました。

圧巻のファイヤーパフォーマンス集団 GOROPIKA(ゴロピカ)にキャンパー熱狂

日が暮れてくると、どこからか太鼓の音が……。

アウトドアフェスにとどまらず、全国で圧巻のパフォーマンスを繰り広げるGOROPICA(ゴロピカ)さんが登場。キャンパーに馴染みの深い「火」を使った豪快な演舞を見せてくれました。

さすがダムの目の前。ご本人たちも今までで一番音が反響した会場とのこと。

企画した佐久間さんがどうしてもみんなに見て欲しくて熱いオファーをしたというのも納得な、大迫力のパフォーマンス。これを見れただけでも参加した甲斐あった!という喜びの声で溢れていました。

そして各々のサイトで夜の時間を楽しみ、消灯。

展示されているテントと星も美しい、静かな夜でした。

朝忙しいキャンパーに嬉しい 地元の郷土料理の朝ごはん付き!

翌朝7:30、ラジオ体操から2日目がスタート。なんと健康的なイベントでしょう。

そしてイベントの目玉のひとつでもある"朝ごはん"。

なにを隠そう、ソロキャンプダムディズムは「1泊朝食付きのキャンプイベント」なのです。

その理由は、キャンパーのチェックアウトまでの時間を少しでも有効に、そして下北山村を満喫してもらいたいという想い。

その分、朝焚き火が楽しめたり、ゆっくり撤収できたり、キャンプ場をのんびり散策できたり。たしかにキャンパーにとっていいことづくめですよね。

参加者全員に下北山村の郷土料理が振る舞われます。メニューは「めはり寿司」と「豚汁」。

"目を見張るほど美味しい"「めはり寿司」は、下北山村でしか栽培できないと言われる「下北春まな」の漬物で握り飯を巻いたもの。かつて奥山で何週間も泊り込みで山仕事をするときに作って食べたんだよ と地元の方が教えてくれました。

地元の方とこういった交流ができるのが素敵です。

ソロキャンプ×地域活性 これからの時代に求められるイベント

集合写真のあとは各々撤収をして、イベントが終了。

予定されていたキャンプギア交換など残念ながら一部中止になったプログラムもありましたが、キャンパーさんからは「楽しかった!」「また来年も参加したい!」という声が続々。大満足のイベントだったようです。

ここからはちょっと真面目な話になりますが、個人的に「ソロキャンプダムディズム」の構想を聞いたとき、これからの時代に求められているイベント像だと感じました。

ブームでもありますが、コロナ禍でもアウトドアでディスタンスがとれる「ソロキャンプ」というジャンル。高齢化に伴い地方の過疎化が進んでいく中、キャンプ場を地元の方と協力して盛り上げる。様々な問題を解決できる未来あるイベントのように思います。

自然や地域の協力があってこそ成り立つキャンプ場。

キャンパーである私たちも、ただキャンプを楽しむだけでなく、地域の良さを満喫したり、地元の方との交流を楽しむことで、もっとキャンプの楽しさが広がっていきますよね。

次回はソロキャンパーのサイト訪問! こだわりのギアや工夫たっぷりのサイトをレポート

いかがだったでしょうか? キャンパーによるキャンパーのためのソロ・デュオキャンプイベント「ソロキャンプダムディズム」。

実は、せっかくソロキャンパーの皆さんと一挙に出会える! ということで、参加者の皆さんのこだわりのキャンプサイトを見せてもらいました。

次回はその様子をレポートします。お楽しみに!

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