こんにちは。週1回はラーメンを食べないと気分が悪くなる[くにぱぐ]です。今回は久々にソロキャンプでラーメンを自作しました。「インスタントではない、本格的なラーメンを、なるべく少ない材料で簡単に作れないか?」というところにポイントを絞ってレシピを考えてみましたので、キャンプでラーメン作りにチャレンジしてみようという人には参考になると思います。なお、同じ材料でも煮込み方で大分印象が変わる2種類のスープが作れます。この辺もヒントになると幸いです。

作るスープはあっさり「清湯」とこってり「白湯」。鶏ガラだけでもラーメンの味は増える

キャンプで本格ラーメンを作るにあたり、結構な障害になるのが材料。

特に「豚骨」「背脂」あたりはどこでも売っているというわけではなく、またかさばるので、ソロキャンプでも大荷物になるのが問題でした。

また、魚介類はコスト高に繋がりやすいので、少しこだわっただけでも一杯数千円のラーメンになってしまいます(お店のように大きな寸胴で何十杯も作らないと、ラーメンは高級料理になります)。

そこで今回は、鶏ガラと、それに類する鶏肉類をメインにスープを作ってみました。

鶏ガラはベーシックなラーメンスープの材料で、場合によってはタダで手に入ることもあるうえ、それだけであればさしてかさばらないという利点があります。

しかも、鶏ガラは、弱火で静かに煮込めば「清湯(チンタン)」という澄んだスープに、強火でグラグラ煮立たせれば「白湯(パイタン)」という白濁のスープになります。

時間差をつけて煮込めば、一度の調理で両方のスープを楽しむこともできます。

この二種類のスープを簡単に味付けすることで、清湯は塩味に、白湯は醤油味にしてみました。

ラーメンのタレも本来は結構手間がかかるものですが、塩ラーメンなどはキャンパーならおなじみの「ほりにしスパイス」を使って簡単に複雑な味が出るようにしています。

本格ラーメンの食材と作り方

●本格ラーメンの食材(4人前)

<スープ>

  • 鶏ガラ …2つ
  • 鶏スペアリブや手羽元など骨付き肉 …500g程度
  • 鶏皮 …200g程度
  • リンゴ …1つ
  • タマネギ …1/2個
  • 長ネギの青い部分 …1本分
  • シイタケ …3〜5個
  • ニンニク …2片程度
  • 生姜 …1/2片程度

<麺・具>

  • 生麺(太さはお好みで) …4玉
  • チャーシュー、メンマ、味付玉子、海苔、青ネギ …お好みで

<塩ダレ>

  • ほりにしスパイス …小さじ2
  • 塩 …小さじ8
  • ウェイバー、もしくは創味シャンタン …少々

<醤油ダレ>

  • 醤油 …大さじ8
  • みりん …大さじ2
  • ウェイバー、もしくは創味シャンタン …少々

鶏関連に関しては、とにかくダシが出ればよいので、鶏ガラがなくても手羽元がたくさんあれば代わりになります(お値段は高くなりますが)。

ただ、鶏ガラは、精肉コーナーのあるスーパーなら、店頭に並んでなくても言えば出してくれることが多いので、そこまで心配する必要はありません。

鶏皮は脂がたっぷり出ますので、コクのあるスープには是非欲しいです。

手に入らない場合、皮がたくさんついたモモ肉でも代用できます。

リンゴやシイタケ、タマネギはなくてもよいですが、臭みを消すために、生姜とネギは必ず用意しましょう。

麺や具はスーパーでたいがい揃います。

今回は鶏ハム用のむね肉が手に入ったのでチャーシューも簡単に自作しましたが、そこまでこだわりがなければ、出来合いのを買ってしまった方が簡単ですね。

塩ダレにはほりにしスパイスを使いました。

このスパイスは柑橘系の隠し味が若干あり、複雑な味わいを生むには適しています。

なければ黒瀬スパイスなど、ほかのスパイス類でも構いません。

●本格ラーメンの調理に必要な道具

  • ダッチオーブン(もしくは鍋)
  • お玉
  • 湯切り用のテボ

ラーメンは道具が少なくてよい料理です。

基本的には煮込むだけなので、ダッチオーブンがあれば最高ですが、どんな鍋で煮込んでも問題はありません。

ただし、結構な量の材料を使うので、ある程度大きな鍋を使いましょう。

「一人用だから」と思っても、それなりの量を作らないといけませんので。

熱源は炭火ないし、ストーブが使いやすいと思います。

焚火は火力のコントロールがしにくいですし、ガスだとかなりのガスを使用することになります。

湯切りテボは100均で手に入るザルでも構いませんし、最悪トングでも代用できますが、キャンプ用のラーメンテボなんていう商品もありますよ。

火力に注意して煮込むのが本格ラーメンづくりのコツ

1)
肉類といっぱいの水をダッチオーブン(鍋)に入れます。特に順番などもありません。

2)
ネギやニンニク、生姜は大雑把にカットして入れればOKです。
最低限、ネギと生姜だけは入れるようにします。ニンニクはクセもあるので、好きでなければ入れなくても構いません。

3)
リンゴ、シイタケ、タマネギはなくても良いですが、あるとよりスープにまろみやコクが出るので、余裕があれば入れましょう。

4)
弱火で煮込みます。ストーブの場合はゴトクを使って火元から遠ざけながら煮込むと良いです。
アクが出てくるので、なるべく静かにアクをすくって捨てます。

5)
清湯スープを作る場合はそのまま弱火でスープを煮込みます。決してグラグラと煮たたせず、2〜3時間煮込めばスープは完成です。

6)
白湯スープにする場合は、強火で1〜2時間というところです。清湯スープとは逆に、グラグラ煮たたせて、スープを白濁させます。
一度清湯スープを作ってから火力を上げて白湯スープにしても構いません。

7)
鶏ハム用のむね肉は、弱火で1時間も煮込むと固くなり始めるので、早めに引き上げます。本当は醤油やみりんに漬け込むと美味しいチャーシューになるのですが、今回はスライスしてほりにしスパイスを振るだけにしました。

8)
塩ダレは、ほりにしスパイスを小さじ1/2、塩を小さじ2、ウェイパー(もしくは創味シャンタン)を小さじ1/2程度。
醤油ダレは、醤油大さじ2にみりん大さじ1/2、ウェイパー(もしくは創味シャンタン)を小さじ1/2程度。
以上を丼などに入れ、スープを400ml程度注ぎます。

9)
麺を別の鍋で茹で、テボでよく湯を切ってからスープに沈めます。
具を盛り付けたら完成です。

鶏ガララーメンは自作ラーメンの基本 これをベースにより好みのラーメンを作ろう

画像が塩味の清湯ラーメンと、醤油味の白湯ラーメンです。

鶏ガラを使って煮込むラーメンはラーメン作りの基本とでもいうべきもので、ちぢれ麺で食べると、昔ながらの中華そば、という印象があります。
実際、これに近しいレシピでラーメンを提供していたお店は以前はたくさんありました。

慣れてきたら、豚骨を入れたり、背脂を浮かべたり、魚介スープを併せてWスープとしたり、より奥深いラーメン作りにチャレンジしてみてもいいでしょう。
また、タレも多くの材料を入れて熱したり、冷蔵庫で熟成させたりすると、より美味しいラーメンになります。

そこまで行くとプロに近しいラーメンが作れるようになりますので、キャンプメシのウリになりますよ。

私はこうしたラーメンをキャンプ場で作るので珍しがられますが、少し踏み込んでやってみると、そこまで難しいものではないことがわかるはずです。

思い切ってチャレンジしてみてください。

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