こんにちは、[みーこパパ]です。冬キャンプを楽しくしてくれる道具のひとつ、薪ストーブ。キャンプ用の商品もかなり増えまして、市場が充実しつつあります!2021年も終わりが近づく今、最新のキャンプ用薪ストーブ製品や事故に至る危険な使用事例などをご紹介します。

※以前の[記事]でもお伝えしましたが、薪ストーブの設置・使用には知識と事前準備が必須です。特にテント内での使用については多くのテントメーカーが禁止している行為であり、暖かいからと言って万人におすすめできるものではありませんのでご注意ください。

2021薪ストーブのトレンドはステンレスのオールインワンモデル

キャンプ場などで実際に見ることが多く、使っている方も増えているのがステンレス製で煙突などが全てセットになった薪ストーブです。

●テンマクデザイン・ウッドストーブサイドヴュー

こちらのテンマクデザイン・ウッドストーブサイドヴューのように、ステンレス製ボディーに煙突がセットになっており、煙突一式が薪ストーブと一緒にコンパクトに持ち運べる製品が人気です。

ステンレス製薪ストーブは鉄に比べて錆びにくいためメンテナンスの必要が少なく、冬しか使わないので保管している期間の方が長くなっても錆びないというのが良いですね。

窓が付いていて炎が燃えている様子を見られる薪ストーブの人気が高く、本格的にシーズンに入ると売り切れてしまう商品もあります。気になる商品があれば、早めにチェックしておきましょう!

●ワークタフストーブ380

筆者も最近ワークタフストーブを購入して使用しました。

従来製品に比べて持ち運びがとてもコンパクトで、キャンプで使うには理想的なストーブです。設置撤収も比較的簡単ですので、これは流行るだろうなと実感しました。

ハピキャンの[記事]でも、ワークタフストーブ380を詳しく紹介しています。

●Magic Stove

『Magic Stove』は、薪ストーブとしての使用はもちろん、焚き火台や料理用コンロとしても使いやすいデザインです。

本体上部にある天板を外し、ロゴマークの付いた天板プレートに付け替えれば、焼き鳥などの食材を焼くこともできるんです。その日のキャンプスタイルに合わせて用途を変えられるのが嬉しいですね!

薪ストーブメーカー「ホンマ製作所」からキャンプ向け薪ストーブが2021に登場!

ホンマ製作所は以前から薪ストーブを作ってきたメーカーです。特にキャンプ用ということではなく鋼板薪ストーブを作られてきた会社ですが、明確にキャンプでの使用を想定した商品も増えつつあります!

●ステンレス ストーブコンロセット APS-48DX

まずはこちらのステンレス ストーブコンロセット APS-48DX。従来の時計型ストーブよりも小型の本体に、煙突もセットになったオールインワン商品。

3方向にガラス窓を設けて、伸縮式の足を伸ばせば地面を焦がさず、ペグダウンできる煙突支えも付いています。

従来のホンマ時計型ストーブは熱量とコスパに優れていましたが、本体と煙突でかなり大型になり決して持ち出しやすいものではありませんでした。その欠点を払拭したAPS-48DXは、価格も控えめに設定されており発売以来人気商品になっております。

ステンレス ストーブコンロセット APS-48DXの詳細は[こちらの記事]にあります!

●フォールディングキャンプストーブ HS-440

そして2021年秋に登場し全私に衝撃を与えた新製品が、フォールディングキャンプストーブ HS-440です。

あのホンマさんが折りたたみを出してきたというだけでも驚きでしたが、従来の薪ストーブがただ折りたためるだけではない完全新設計。40cmの薪が切らずに入る本体はステンレスですが、天板を厚い鉄板にして蓄熱性を高めるといった独自の工夫も。

焚き火台では以前から流行りつつありますが、アウトドア用薪ストーブではまだあまり無い二次燃焼機能も搭載されています!大きな窓から美しい炎の筋が見え、視覚でも楽しめる逸品。

煙突と煙突ガードも付属しますので、テントに入れたい方は自分の環境にあった延長煙突を用意するだけです。

人気商品でまだ少数しか市場に出ていません。ホンマ製作所のWEBサイトで再入荷お知らせメールを登録しましょう。

ソロキャンプに最適! 軽量コンパクトな薪ストーブ「POMOLY」

2020年の流行語にもなったソロキャンプ。2021年もソロキャンプ人口は増えておりまして、ソロキャンプ向けの小型薪ストーブもたくさん登場しています。

特に筆者が個人的に推したいのが、POMOLYの薪ストーブです。チタンを使っておりとても軽量で、薄く折りたためるので持ち運びも全く苦になりません。ほとんどのモデルに大きな窓を備えているのも良いですね。

実際に筆者が使っているのがTimberというモデルで、煙突などすべてセットで重量わずか2.3kg。畳んだ厚みが6.5cmと薄く、小排気量バイクでも余裕で持ち運べます。

超軽量ながらも組み立てるとそれなりのサイズになりまして、大体の薪は切らずに燃やせるのもPOMOLY薪ストーブの優れたところです。いくらソロ用だからと言って炉が小さいと、使用中も薪をこまめに切る必要があります。

筆者のような面倒くさがりですと、面倒くさくなって結果使わなくなることも考えられます。

キャンプ中はなるべくゆったり過ごしたいですよね。軽量でもそれなりの炉の大きさがある薪ストーブが個人的なおすすめです。

耐熱性煙突ポートを備えたテントを使えば煙突ガードも要らず、とにかく身軽に薪ストーブキャンプを楽しめます。

チタンは熱伝導の点で薪ストーブには不利と思われがちですが、実際に使った経験から申しますと燃えている最中はしっかり暖かくなります。炎が消えた時に冷えるのは早いので、熾火でじっくり暖を取るという使い方には向きません。薪を入れて燃やし続けましょう。

POMOLY Timberは薄いチタン板を使っているので、何度か使うと変形します。組み立ててネジを締めると問題なく使えますが、気になる方は厚みのある板を使うT-BRICKなどのモデルにしましょう。

Amazonでは一部モデルのみ、POMOLYの公式サイトでは全モデルが購入できます。

薪ストーブ使用時の注意点 誤った煙突保護の情報で「発火事故」が増加

薪ストーブをテントに入れて使う際、煙突ガードが必要となるのは多くの薪ストーブユーザーが知るところです。薪ストーブメーカーで販売している煙突ガードだけでは完全に断熱できないことが多く、テントと接触する部分を熱から守るためユーザー自身が加工を施すことは必須です。

この煙突保護加工において、サーモバンテージを煙突に巻くという手法があります。これは間違い、誤った使い方ですがかなり広まっておりまして、Amazonの商品販売ページでも煙突の保護という名目で販売されています。

サーモバンテージの本来の用途は、車やバイクの排気管を断熱して排気温度を高く保つという目的で使われています。バイクの場合は副次的な効果として、マフラーが足に当たる部分の火傷防止にもなります。最初に使った方はこの副次的な効果を狙ったものと思われます。

煙突に巻くと断熱効果はありますが、煙突の放熱もできなくなってしまいます。放熱ができないと暖房効果は薄れますし、本来は空気中で自然に放熱して冷えるはずの煙突がずっと熱いままになってしまいます。

また、耐熱性には優れますが熱伝導はしますので、サーモバンテージ自体は燃えませんがバンテージと接触しているテントの布は燃え焦げます。

可燃性のテントや幕よけに連続して熱が加わり続けることにより、それほど高温じゃなくても炭化して燃えてしまう低温発火現象の発生の危険があるほか、煙突の熱がテント内に出ないことであまり室温が上がらず、燃料を入れすぎて火力を上げすぎてしまうことも考えられます。

繰り返しになりますが、サーモバンテージの本来の用途は排気温度を高く保つためのもので、断熱を目的としたものではありません。ネット記事やYouTubeでも紹介されていますが、安全マージンの幅が狭く少し扱いを間違うと事故に至る危険なものです。この方法を採用してテント発火に至る事例が多数あり、今回の記事に取り上げさせていただきました。

サーモバンテージを使うと必ず発火し絶対に使えないというわけではなく、[煙突ガード]の上から巻くのであればそれほど高温にもならないので断熱効果も期待できます。

ただし多くの煙突ガードは、それ自体が放熱して温度を下げるよう設計されております。サーモバンテージを巻いて煙突ガードを保温することにより、本来の商品機能からは外れてしまうということは意識してください。あえて断熱材にサーモバンテージを選択するメリットはあまり無いと言えます。

筆者の場合ですが、断熱性が高いフェルトタイプの[スパッタシート]を煙突ガードに密着しない程度にゆるく巻きます。ゆるく巻くのは放熱させつつ熱伝導させないためで、これは密着して張り付くサーモバンテージではできません。テント側にも同様のスパッタシートを切ったものを、クリップで挟み断熱しています。

この方法ですとテントに伝わる熱はほぼ無く、薪ストーブの火力を上げても断熱したテント部分は全く熱を感じず何時間でも触っていられる状態になります。

クリップや煙突ガードの取り付けネジなど、予期しない金属部品から熱伝導するパターンもありますので使用中はこまめに確認しましょう。

楽しく安全に薪ストーブキャンプを楽しもう

新しい魅力的な製品がどんどん増えてきて、今年は薪ストーブをやってみようかな!と思われる方も多いのではないでしょうか。

薪ストーブを初めて使う際は、いきなりテントには入れずしばらく外で使ってみましょう。可能でしたら煙突ガードや断熱方法もテント内に入れる設計のまま、外で組んで使うことが望ましいです。火力を上げた時の断熱が十分か不十分かなど、実際に使うことで身を持って体験できます。

使ってみた結果、テントに入れるのが怖ければ風よけで囲った屋外で使うというのも良いと思いますよ。決して無理せず、正しい情報収集につとめて安全に冬キャンプを楽しんでください!

薪ストーブの設置については、[こちらの記事]などを参考にして頂き、楽しく安全に使う努力を怠らないようお願いいたします!

[キャンプで薪ストーブ! 煙突やテントなど注意点・準備・設置方法までみーこパパが徹底解説 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア]