2つに割った長い竹にそうめんを流していただく・・・夏の風物詩の定番ともいえる流しそうめんを道具から自分で作ってみよう!子供たちと一緒に取り組んだ奮闘記を紹介します。

その1)まずは流しそうめんに適した竹を探そう。タケノコ狩りシーズンが終わった山へいざ出陣!狙うはまっすぐに伸びた竹!

筆者家族が向かったのは近所の愛知県西尾市にある知り合いのおじさんの山。ゴールデンウィークのタケノコ狩りのピークも過ぎ、残っているのは成長しきった高さ10メートル以上の竹ばかり。その中からまっすぐに伸びた竹を数本選んで根元から切り倒し、車に入る2メートルくらいの長さに切り分けます。

竹は中身が空洞なので性能の良いのこぎりであればすぐに切り倒すことができます。
山奥に持ち運ぶ道具であればなるべくコンパクトなものをお勧めします。

▼安くてコンパクトでよく切れるのこぎり。使用後に刃に油を塗れば長持ちしますよ。FLORA GUARD 折込鋸

▼「竹を譲ってもらえそうな竹林が近くにない!」という方は、ネットでも購入できます。

その2)なたとヤスリを使って流しそうめんができるように竹を加工します!

程よい竹が見つかり、続いてなたを使って竹を真二つに割ります。切るというよりも割るという表現が正しい。竹は長いので横に倒した状態で、竹の真ん中になたをあてて、まっすぐにハンマーを打ち付けて切り込みを入れます。

切り込みを30センチくらい広げることができれば、あとはひびが入るような感じで竹がきれいに2つに割れていきます。「竹を割ったような性格」の意味がこの作業を通して実感できました。

▼ナタや斧はキャンプの薪割り用のもので十分。でもどうせ持つならユニフレーム 焚き火 TSURUBAMI ちび鉈がカッコイイ

きれいに割れた竹、今度は節の部分をノミとハンマーで砕いてヤスリでならし、洗剤で洗います。ヤスリは紙やすりと円筒型の棒ヤスリを使い分けました。しっかりと完ぺきに節を削り落とす必要はありません。そうめんを流した時に節の凹凸でそうめんが止まってくれることもあるので、あえて節があったほうが食べやすいのです。

ついでにのこぎりで竹を10センチくらいに輪切りにしたものをヤスリ掛けして、そうめん用のお椀も作ってしまいました!

▼ヤスリは平、半丸、丸の3種類あれば大丈夫。一つ買うならヴァンキッシュ 鉄工ヤスリ セット
を揃えておくのがおすすめです。

その3)流しそうめんDIYは完成!家に持ち帰って庭に設置してみました。

程よい傾斜と、流す水の確保・・・自宅の庭のベストポジションを探しました。
こだわった設定として、水道のホースを伸ばして水を流そうかと思いましたが、今回はキャンプ場を想定し、防災用のポリタンクを置いて少しずつ流すようにしてみました。また、竹が傾かないように折り畳み式の椅子に挟み込んだりしで安定させました。

ポリタンクの水量(約20L)は、竹を傾ける角度にもよりますが5分くらいは楽しめるようです。また、傾斜の作り方は、違う高さのテーブルを並べたり、木箱やクーラーボックスなどをうまく使えば意外と流しそうめんの環境が作れちゃいます!

▼レジャーに、そして防災グッズとして。ポリタンクは一家に1台の必需品です。
タンゲ化学工業のポリタンクならコロと取っ手がついて持ち運びも楽ちん。・

その4)いざ実食。そうめんだけでなくいろんなものを流してみました。

<流しそうめんメニュー>
・そうめん
・ミニトマト
・うずらたまご
・グミキャンディー
・サクランボ

2メートルの竹にそうめんが流れてくるのをすくうのは何とも面白い。普通にそうめんを食べるよりも楽しくそして美味しく感じてしまうのも流しそうめんの魅力。(ただ一人当番の人が水量を調整したり、そうめんを流したりするのがたいへんですが。)

流すのはそうめんだけではもったいない。ということで「箸休め」と題し、流したら楽しそうなメニューを見つけていろいろやってみました。ミニトマトやウズラ卵は水の流れがなくても、スピードを増して転がるため、捕まえられなかったものは勢いよく外に飛び出てしまいました。ゼリーはスティック状のものを切って水の流れにうまく乗せることができました。

竹のレールからはみ出さないように色々と工夫が必要でした。

▼ゼリーは丸型よりもスティック状のほうが流しそうめん向きです。
まとめて購入して冷やして保存、これを食べて長い夏場を乗り切ろう!

この夏、「流しそうめんのすすめ」。意外とそうめん台作りも自分でできちゃいます。適度な長さにして持ち運べば、キャンプ場でも大活躍。

流しそうめんといえば、子供のころの地区行事で大勢の人が公民館の駐車場やお寺の境内などで並んで楽しんでいたイメージがありましたが、竹さえ仕入れるルートがあればちょっとしたDIYで作ることができちゃうことがわかりました。

自宅の庭で、そしてキャンプ場でぜひ実践してみてください。家族や仲間とそうめん台作りから一緒にやってみることでそうめんのおいしさが一層引き立ちますよ。

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