「ソロテント」はソロキャンプをする際のマストアイテム。しかし、ワークマン・mont-bell(モンベル)・DOD・snow peak(スノーピーク)など、さまざまなメーカーから一人用テントが販売されており、どのソロテントを使うべきか迷ってしまう人も多いはず。そこで今回は、ソロテントの選び方と、多くのキャンパーから人気を得ているソロテントをハピキャン独自にリサーチしてまとめました。
ブランド『商品名』 | タイプ | 組立時サイズ | テント素材 | イチオシポイント |
---|---|---|---|---|
ワークマン
『BASICドームテント 1人用』 |
ドームテント | (約)215×104×98cm | ポリエステル | コスパの良さが最強 |
コメリ
『クイックアップ キャノピー付ソロテント』 |
ドームテント | (約)204×167×110cm |
ポリエステルタフタ
ポリエチレン |
キャノピー付き |
DCM
『ソロドームテント』 |
ドームテント | (約)235×280×135cm | - | スペースが広い |
DOD
『ワンタッチテント』 |
ワンタッチテント | (約)230×150×117cm |
ポリエステル
ポリエチレン |
設営・撤収が簡単 |
HILLEBERG
『ANARIS(アナリス)』 |
リッジテント | (約)220×290×105cm | - | 超軽量設計 |
muraco
『RAPIDE X1-2P(ラピード エックスワン)』 |
ドームテント | (約)255×220×120cm | ナイロン | インナーを2種類から選べる |
mont-bell
『ムーンライトテント 1』 |
ドームテント | (約)110×210×105cm |
ポリエステル
ナイロン |
難燃加工がほどこされている |
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)
『PANDA(パンダ)』 |
ワンポールテント | (約)240×240×150cm |
ナイロン
ポリエステル |
見た目がおしゃれ |
デカトロン
『FORCLAZ TREK 500 FRESH&BLACK 2人用』 |
ドームテント | (約)210×120×120cm |
ポリウレタン
ポリエチレンテフタレート |
スタイリッシュなデザイン |
snow peak
『ヘキサイーズ 1』 |
タープ一体型 | (約)430×720×110cm |
ポリエステルオックス
ポリエステルタフタ |
個性が光るオンリーワンのデザイン |
一人用テントならなんでもOKなわけじゃない!ソロテントを選ぶときのポイント
「ソロテント=一人用テント」というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、ひと口に「ソロテント」といっても、サイズやデザインはさまざまです。
携帯する荷物の量や体格によっては、一人用ではなく、2〜3人向けのテントを選んだほうが良いケースもあります。
そのため、ソロテントを選ぶときは一人用テントにこだわらず、以下のようなポイントを意識してセレクトするのがおすすめです。
-
室内の広さ
スペースにゆとりがあるか -
持ち運びやすさ
軽量設計・収納時にコンパクトになるなど持ち運びやすいか -
設営・撤収のしやすさ
一人でも簡単に組み立てられるか -
対応しているシーズン
ソロキャンプをしたいシーズンに適しているモデルか -
コスパの良さ
単に安いだけでなく、機能性も兼ね備えているか -
デザイン性
見た目や形状、カラーが好みか
ソロテントの場合、重量2〜3kgのタイプを選ぶキャンパーさんが多いですが、携帯性を重視する人には1kg台の超軽量モデルがおすすめです。
サイズや価格に加え、機能性、デザイン性なども総合的に判断して、自分にぴったりなソロテントを選びましょう。
ここからは、ハピキャン編集部が独自にリサーチした人気のソロテントを「コスパを求める人向け」「軽量性を求める人向け」「デザイン性を求める人向け」の3つに分けて紹介します。
【コスパを求める人向け】高機能なのに安いおすすめのソロテント4選
ここでは、価格に対して機能性が高く、コスパを重視する人におすすめのソロテントを4つ紹介します。
最初に購入するソロテントを探している方や、費用を抑えてソロテントを購入したい方に最適です!
ブランド『商品名』 | タイプ | 参考価格 |
---|---|---|
ワークマン
『BASICドームテント 1人用』 |
ドームテント | 4,900円 |
コメリ
『クイックアップ キャノピー付ソロテント』 |
ドームテント | 7,980円 |
DCM
『ソロドームテント』 |
ドームテント | 10,978円 |
DOD
『ワンタッチテント』 |
ワンタッチテント | 10,380円 |
※参考価格は2023年3月6日現在のAmazonの価格あるいは公式サイトを参照
●5,000円でお釣りがくる驚異のコスパ!ワークマン『BASICドームテント1人用』
ワークマン『BASICドームテント 1人用』は、4,900円(税込)というお手頃価格でありながら、機能性が高いソロテントです。
フライシートは耐水圧約2,000mm、フロアシートは約3,000mmのスペックを誇り、ベンチレーション・天井収納メッシュシート・サイド収納ポケットなども装備されているのが特徴です。
グリーン・レッド・キャメル・ネイビー・迷彩・コヨーテ×ブラウンなど、カラーバリエーションが豊富なのもうれしいポイント。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)215×104×98cm、収納時/(約)径13×55cm
- 重量:(約)2.5kg
- 耐水圧:フライシート/(約)2,000mm、フロアシート/(約)3,000mm
- 素材:アウター・インナー/ポリエステル100%、ロープ/ポリプロピレン100%、ペグ/鉄・亜鉛
- 付属品:ペグ、ロープ、メインポール、キャノピーポール、収納袋
●ベンチレーター付きで通気性が良い!コメリ『クイックアップ キャノピー付ソロテント』
コメリ『クイックアップ キャノピー付ソロテント』は、名前のとおり、キャノピーが付いているソロテントです。
インナーはワンタッチテントになっているため、初心者でも簡単に設営できます。また、背面にベンチレーターが装備されており、通気性に優れているのもうれしいポイント。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)204×167×110cm、インナー/(約)200×120×95cm、収納時/(約)径18×76cm
- 重量:(約)3.8kg
- 耐水圧:フライ/1,500mm、フロア/2,000mm
- 素材:本体フレーム/ファイバー、キャノピーポール/スチール
- 付属品:キャノピーポール、鉄ペグ、ロープ、自在ロープセット、キャリーバッグ
●ゆったりスペースで快適に過ごせる!DCM『ソロドームテント』
DCM『ソロドームテント』は、耐水圧2,000mmのスペックを誇る本格的なソロ用ドームテントです。
キャノピーポールも付属して、1万円ほどで購入できるコスパの良さが魅力。
デュオキャンプでも使用できるほどゆったりしたサイズ感なので、ソロキャンプなら広々としたスペースで快適に過ごせます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)235×280×135cm、収納時/(約)60×19×19cm
- 重量:(約)6.5kg
- 耐水圧:フライシート/2,000mm
- 素材:フレーム/FRP(グラスファイバー)、キャノピーポール/スチール
- 付属品:ポール、ペグ、張り綱、収納バッグ
●設営&撤収がラクにできる!DOD(ディーオーディー)『ワンタッチテント』
DOD(ディーオーディー)『ワンタッチテント』は、文字通りワンタッチで設営できる2人用のテントです。
軽量性や取り扱いやすさに優れており、これからソロキャンプを始めたいと考えている人にもうってつけ。二人まで対応できるサイズ感なので、ゆったりとしたスペースでくつろげます。
タン・ベージュ・ブラックの3色展開です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)230×150×117cm、インナー/(約)225×145×105cm、収納時/(約)70×19×19cm
- 重量:(約)3kg
- 耐水圧:1,500mm
- 素材:トップ/66Dポリエステル、フロア/ポリエチレン、ポール/グラスファイバー
- 付属品:トップシート、ペグ、ロープ、キャリーバッグ
【軽量性を求める人向け】コンパクトなおすすめのソロテント3選
ソロキャンプの荷物を極力減らしたい人には、軽量でコンパクトなタイプのソロテントがおすすめです。
ここでは、総重量1kg台の超軽量モデルを3つ紹介します。
ブランド『商品名』 | タイプ | 参考価格 |
---|---|---|
HILLEBERG
『ANARIS(アナリス)』 |
リッジテント | 99,990円 |
muraco
『RAPIDE X1-2P(ラピード エックスワン)』 |
ドームテント | 52,800円 |
mont・bell
『ムーンライトテント 1』 |
ドームテント | 34,980円 |
※参考価格は2023年3月6日現在のAmazonの価格あるいは公式サイトを参照
●総重量1.4kgでラクに持ち運べる!HILLEBERG(ヒルバーグ)『ANARIS(アナリス)』
HILLEBERG(ヒルバーグ)『ANARIS(アナリス)』は、総重量約1.4kgと超軽量なソロテントです。
前後二箇所に前室と入り口がある構造で、スペースにゆとりがあるのが魅力。通気性にも優れており、夏も涼しく快適に過ごせます。
ポールが付属しないので、手持ちのトレッキングポールを使いましょう。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)220×290×105cm
- 重量:(約)1.4kg
- 耐水圧:-
- 素材:−
- 付属品:ペグ(YペグUL)、ペグバッグ、スタッフバッグ
●インナーテントの種類を選べる!muraco(ムラコ)『RAPIDE X1-2P(ラピードエックスワン)』
muraco(ムラコ)『RAPIDE X1-2P(ラピード エックスワン)』は、ダブルウォール式のコンパクトなドームテントです。
インナーテントは「ファブリック」「ハーフメッシュ」の2種類から選択できますが、どちらを選択しても、総重量は約1.8kg。
耐風性や耐久性にも優れているほか、悪天候時でも素早く設営・撤収がしやすい構造も魅力です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)255×220×120cm、収納時/(約)49×16×19cm
- 重量:ファブリック/(約)1.635〜1.85kg、ハーフメッシュ/(約)1.535〜1.75kg
- 耐水圧:2,500mm
- 素材:フライシート/15Dリップストップナイロン(撥水UV&PUコーティング)、インナー/15Dリップストップナイロン、フレームポール/YUNAN Ultra light(A7001超々ジュラルミン)
- 付属品:フライシート、 インナーテント、 フレームポール(クロスフレーム・リッジポール)、ペグ、ペグダウン用ロープ、スタッフサック(テント一式用・ファブリック用・ポール用・ペグ用)
●登山やツーリングにおすすめ! mont-bell(モンベル)『ムーンライトテント 1』
mont-bell(モンベル)『ムーンライトテント 1』は、3シーズン使える通気性に優れたドームテント。
難燃加工がほどこされた生地が採用されていて、燃え広がりにくいのが特徴です。また、生地は保水しにくい特性も持っているため、悪天候時にも利用しやすいです。
タン・グリーンの2色から選べます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)110×210×105cm、収納時/(約)径16×30cm
- 重量:(約)1.71kg
- 耐水圧:フロア/(約)2,000mm、レインフライ/(約)1,500mm
- 素材:本体/20デニール・ポリエステル・リップストップ(撥水・難燃加工)、フロア/40デニール・ナイロン・リップストップ(耐水圧2,000mmウレタン・コーティング、難燃加工)、レインフライ/20デニール・ポリエステル・リップストップ(耐水圧1,500mmウレタン・コーティング、難燃加工)、ポール/アルミニウム合金
- 付属品:レインフライ、本体ポール、反射材入り張り綱、アルミペグ、ポール応急補修用パイプ、スタッフバッグ
【デザイン性を求める人向け】かっこいい・おしゃれなおすすめソロテント3選
ソロテントのルックスにこだわる人には、見た目が格好良く、サイトをおしゃれに演出できるモデルがおすすめ。
ここでは、気分が上がるデザイン性の高いソロテント3つを紹介します。
ブランド『商品名』 | タイプ | 参考価格 |
---|---|---|
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)
『PANDA(パンダ)』 |
ワンポールテント | 22,330円 |
デカトロン
『FORCLAZ TREK 500 FRESH&BLACK 2人用』 |
ドームテント | 22,900円 |
snow peak
『ヘキサイーズ 1』 |
タープ一体型 | 54,120円 |
※参考価格は2023年3月6日現在のAmazonの価格あるいは公式サイトを参照
●三角のとんがり屋根がキュート!tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)『PANDA(パンダ)』
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)『PANDA(パンダ)』は、三角のとんがり屋根と鮮やかなレッドカラーが目を引くおしゃれなワンポールテント。
重量が2kgほどと軽量で、持ち運びやすいのも魅力ですよ。
キャンプコーディネーターのこいしゆうかさんが企画しているテントということもあり、細かい部分まで使いやすさが追求されているソロテントです。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)240×240×150cm、インナー/(約)220×100×135cm、収納時/(約)43×24×13cm
- 重量:(約)2.26kg
- 耐水圧:1,500mm
- 素材:フライシート/40Dリップストップナイロン(PUシリコンコーティング)、インナーボトム/68Dポリエステルタフタ(PUコーティング)、ポール/アルミニウム
- 付属品:張り網、ペグ、収納袋
●耐風性・耐水性・遮熱性に優れている!デカトロン『FORCLAZ (フォルクラ) TREK 500 FRESH&BLACK』
デカトロン『FORCLAZ (フォルクラ) TREK 500 FRESH&BLACK』は、耐風性・耐水性・遮熱性・遮光性・通気性などに優れた高性能モデル。
見た目もスタイリッシュで、デザイン性を求める人に最適です。
大人2人まで使用できますが、軽量かつコンパクトなのでソロキャンプやツーリングなどでの使用にも適しています。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)210×120×120(室内高108)cm、収納時/(約)39×17×17cm
- 重量:(約)3.1kg
- 耐水圧:フライシート/2,000mm以上、グランドシート/5,000mm以上
- 素材:生地/熱可塑性ポリウレタン(TPU)・ポリエチレンテフタレート(PET)、ポール/アルミニウム
- 付属品:ポール、ペグ、コンプレッションバッグ
●自在にアレンジできる!snow peak(スノーピーク)『ヘキサイーズ1』
snow peak(スノーピーク)『ヘキサイーズ 1』は、タープ形状のフライシートにインナーテントを吊り下げるスタイルが特徴的なソロテントです。
広い前室を確保できるほか、フルパネル・フルメッシュにアレンジも可能。ソロキャンプでゆったり過ごしたい人におすすめです。
フライシートは単体でタープとしても使用できます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)340×140×110cm、収納時/(約)62×19×23cm
- 重量:(約)5.2kg
- 耐水圧:フライシート/3,000mm、ドアパネル・ボトム/1,800mm
- 素材:フライシート/210Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、ドアパネル/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、アルミポール/A6061
- 付属品:フライシート(自在付ロープ付)、インナーテント、アルミポール、自在付ロープ、ジュラルミンペグ、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
ソロテントはラインナップが多彩!コスパ・軽量性・デザイン性など自分の好みでセレクトしよう
ソロテントを選ぶときは「一人用テント」にこだわる必要はありません。持って行く荷物の量、自分の体格などを考慮して、なるべくゆったりとしたスペースを確保できるモデルを選ぶと快適に過ごせますよ。
特に、ソロキャンプ初心者や入門用のソロテントとしては、コスパの良いものや簡単に組み立てられるモデルが適しています。
また、携帯性を重視するなら、軽量かつコンパクト設計のタイプがおすすめ。
ラインナップが豊富にあるので、本記事で紹介した選び方などを参考に、ぜひお気に入りのソロテントを見つけてくださいね。
(ライター:hayase)