シンプルな構造やコンパクトな設計から、ソロキャンパーを中心に人気を集めている「軍幕テント」。もともと軍用に開発されたテントということもあり「設営が簡単」「持ち運びやすい」といったメリットに加え、ミリタリーテイストの無骨なデザインも魅力です。今回はハピキャン編集部が厳選したおすすめの軍幕テントをまとめて紹介します。soomloom(スームルーム)やDODなど、人気ブランドの商品もピックアップしていますので、ぜひ参考にしてください。
ソロ向けから大型まで!おすすめの軍幕テント10選
さっそく、ハピキャン編集部が厳選したおすすめの軍幕テントを紹介します。
ブランド『商品名』 | 対応人数 | 本体素材 | イチオシポイント |
---|---|---|---|
FIELDOOR
『パップテントTC320』 |
1人 | ポリコットン | 火の粉に強い |
soomloom
『TCパップテント X-LARGE』 |
1人 | ポリコットン | オールシーズン対応 |
soomloom
『TCパップテント X-LARGE』 |
1人 | ポリコットン | 通気性に優れている |
DOD
『PUP-LIKE TENT 3』 |
1人 | ポリコットン | 4WAYスタイルを楽しめる |
BUNDOK
『ソロベース』 |
1人 | ポリコットン | 夏は涼しく冬はあたたかい |
BUNDOK
『ソロベースEX』 |
1人 | ポリコットン | スカートが冷気をシャットアウト |
tent-Mark DESIGNS
『炎幕DX Ver.2』 |
1人 | コットン | 撥水加工生地を採用 |
tent-Mark DESIGNS
『炎幕フロンティア』 |
1人 | コットン | 設営スタイルを選べる |
YGY
『軍幕パップテント』 |
1人 | ポリコットン | 難燃性・遮光性に優れている |
BUNDOK
『2ポールテント』 |
3〜4人 | ポリエステル | スペースが広い -- |
火の粉に強いものや冬にも使いやすいもの、デュオキャンプやファミリーキャンプにも適したものなど、注目の軍幕テントを詳しく紹介していきます!
●【おすすめ1】火の粉に強いポリコットン製!FIELDOOR(フィールドア)『パップテントTC320』
FIELDOOR(フィールドア)『パップテントTC320』は、インナーテントが付いた軍幕テント。
生地には火の粉に強いポリコットン(TC)が採用されており、焚き火の近くで使用するときも安心です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)320×210×130cm、インナー/(約)200×105×120cm、収納時/(約)73×20×20cm
- 重量:(約)7.5kg
- 耐水圧:428mm
- 素材:フライシート/ポリエステル65%・コットン35%、インナーテント・グラウンド /ポリエステル、ポール/スチール、ペグ/超々ジュラルミン (A7075系)
- 付属品:インナーテント、ポール、ペグ、ロープ、専用収納バッグ
- 対応人数:1人
●【おすすめ2】オールシーズン使える!soomloom(スームルーム)『TCパップテント X-LARGE』
soomloom(スームルーム)『TCパップテント X-LARGE』は、防水性・難燃性・耐久性・遮光性・遮熱性に優れたポリコットン製の軍幕テント。
「通気性が良い」「火の粉に強い」「結露しにくい」など、さまざまな長所があり、オールシーズン使用できるのが魅力です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)360×200×118cm、インナー/(約)200(190)×95×103cm、収納時/(約)45×24×20cm
- 重量:(約)7.66kg
- 耐水圧:350mm
- 素材:本体/ポリエステル65%・コットン35%、インナーテント/ポリエステル、ポール/スチール
- 付属品:インナーテント、ポール、ペグ、自在付きガイロープ、専用収納バッグ
- 対応人数:1人
●【おすすめ3】撥水加工・防カビ加工済み!QUICKCAMP(クイックキャンプ)『ポリコットンツインポールソロテント』
QUICKCAMP(クイックキャンプ)『ポリコットン ツインポールソロテント』は、生地に撥水加工・防カビ加工がほどこされており、水ぬれに強いのが特徴です。
大型のベンチレーションやフロントメッシュ仕様により、夏は涼しく快適に過ごせます。
カーキとサンドの2色展開です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)335×180×130cm、収納時/(約)50×20×20cm
- 重量:(約)7.8kg
- 耐水圧:350mm
- 素材:本体/ポリコットン、スカート・グラウンドシート/ポリエステル、メインポール/スチール
- 付属品:ポール、ガイロープ(長・短)、グラウンドシート、スチールペグ、ポールキャップ、収納袋
- 対応人数:1人
●【おすすめ4】4WAYのスタイルを楽しめる!DOD(ディーオーディー)『PUP-LIKE TENT 3(パップフーテント 3)』
DOD(ディーオーディー)『PUP-LIKE TENT 3(パップフーテント 3)』は、シンプルモード・キャノピー延長モード・焚き火モード・ソロデュオモードと4つのスタイルを楽しめるのが魅力。
別売りのエアマットやコットなどとの相性も良く、あわせて使用するのがおすすめです。
タンとカーキの2色から選べます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)220×250×170cm(※ミニタープ生地は含まず)、インナー/(約)220×110×140cm、収納時/(約)55×23×23cm
- 重量:(約)9.8kg
- 耐水圧:テント/350mm、フロア/5,000mm
- 素材:テント生地/ポリコットン(ポリエステル65%・綿35%)、フロア/210Dポリエステル(PUコーティング)、ポール/スチール
- 付属品:テント生地、ミニタープ生地、ポール(長・短)、ペグ、ロープ(3m・1.5m)、キャリーバッグ、タイベルト、キャリーバッグ(ポール用・ペグ用)
- 対応人数:1人
●【おすすめ5】虫の侵入を防ぐメッシュ素材のインナーを採用!BUNDOK(バンドック)『ソロベース』
BUNDOK(バンドック)『ソロベース』はポリコットン素材の軍幕テントで、夏は涼しく、冬はあたたかく快適に過ごせるのが特徴です。
インナーにメッシュ素材が採用されていて、通気性に優れるとともに、虫の侵入を防げるのもうれしいポイント。
カーキとサンドベージュの2色展開です。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)360×190×110cm、インナー/(約)190×85×100cm、収納時/(約)40×20×20cm
- 重量:(約)4.48kg
- 耐水圧:インナーフロア/(約)3,000mm
- 素材:フライ/コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%) インナー/ポリエステルメッシュ、ポール/アルミ合金
- 付属品:フライシート、インナーテント、ポール(110cm・130cm)、収納ケース
- 対応人数:1人
●【おすすめ6】サイドウォール・スカート付き! BUNDOK (バンドック)『ソロベースEX』
BUNDOK(バンドック)『ソロベースEX』は、1つ前に紹介した『ソロベース』に、サイドウォール・スカート・ベンチレーターなどの装備が追加されたタイプです。
スカートの追加により冷気の侵入を防げるので、冬はよりあたたかく過ごせます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)360×190×110cm、インナー/(約)190×85×100cm、収納時/(約)47×24×24cm
- 重量:(約)5.2kg
- 耐水圧:インナーフロア/(約)3,000mm
- 素材:フライ/コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%) インナー/ポリエステルメッシュ、フロア/ポリエステル、ポール/アルミ合金
- 付属品:フライシート、インナーテント、ポール(110cm・130cm)、収納ケース
- 対応人数:1人
●【おすすめ7】本体はオールコットン製!tent-MarkDESIGNS(テンマクデザイン)『炎幕DX Ver.2』
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)『炎幕DX Ver.2』は本体にコットン100%素材が使用されており、火の粉に強いのが特徴です。
生地に撥水加工がほどこされているため多少の水ぬれには対応できるほか、サイド・リアのスカート部はTC素材で乾きやすくなっているなど、細かい部分まで工夫されている軍幕テントです。
グランドシートが標準装備されています。
【スペック】
- サイズ:フライシート組立時/(約)330×190×130cm、グランドシート組立時/(約)190×94×8.5cm、本体収納時/(約)62×26×26cm、グラウンドシート収納時/(約)40×20×2.5cm
- 重量:(約)8.3kg
- 耐水圧:グランドシート/(約)1,200mm
- 素材:フライシート・サイドウォール・マッドスカート(フロント)/コットン100%、マッドスカート(サイド・リア)/コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%)、グラウンドシート・収納ケース/ポリエステルオックス210D
- 付属品:フライシート、グラウンドシート、ポール、ペグ、張り網、収納ケース
- 対応人数:1人
●【おすすめ8】設営スタイルを選べる!tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)『炎幕フロンティア』
tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)『炎幕フロンティア』は、1つ前に紹介した『炎幕DX Ver.2』よりもサイズが大きく、ソロキャンプでは十分なリビングスペースを確保できます。
ポールを活用して、さまざまなバリエーションでの設営を楽しめるのも魅力です。
【スペック】
- サイズ:フライシート組立時/(約)460・330×190×130cm、収納時/(約)66×23×28cm
- 重量:(約)10.16kg
- 耐水圧:インナーフロア/(約)3,000mm
- 素材:フライシート・サイドウォール・フロントフラップの泥除け/コットン100%、マッドスカート/コットン混紡生地(ポリエステル65%・コットン35%)、ポール/スチール、収納ケース/ポリエステルオックス210D
- 付属品:フライシート、キャノピーポール、ペグ、張り網、収納ケース
- 対応人数:1人
●【おすすめ9】難燃性・遮光性に優れる!YGY『軍幕パップテント』
YGY『軍幕パップテント』は、難燃性・遮光性・防カビ性などに優れたポリコットン生地が使われている軍幕テントです。
テントまわりにはスノースカートが装備されていて、雨・雪・風などの侵入を防いで快適に過ごせます。
カーキとアーミーグリーンの2色から選べます。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)335×180×130cm、収納時/(約)50×20×20cm
- 重量:(約)6kg
- 耐水圧:350mm
- 素材:ポリコットン
- 付属品:ポール、ペグ、ロープ、防水パッド、収納バッグ
- 対応人数:1人
●【おすすめ10】3〜4人向きの大型タイプ!BUNDOK(バンドック)『2ポールテント』
BUNDOK(バンドック)『2ポールテント』は、3〜4人で利用可能な大型タイプです。
広々としたリビングスペースと寝室2室をつくれるので、デュオキャンプやファミリーキャンプでの使用にうってつけです。
【スペック】
- サイズ:組立時/(約)600×300×210cm、インナー/(約)290×140×200cm、収納時/(約)65×27×25cm
- 重量:(約)7.5kg
- 耐水圧:フライ/(約)3,000mm、フロア/(約)5,000mm
- 素材:フライ・フロア/ポリエステル インナー/ポリエステルメッシュ、ポール/アルミ合金
- 付属品:フライシート、インナーテント、ポール(メイン・サブ)、ペグ、ロープ、収納袋
- 対応人数:3〜4人
お気に入りを見つけよう!軍幕テントを選ぶときに大切なポイント
ここまでご紹介したとおり、軍幕テントにはさまざまな種類があります。
選ぶのに迷ったときは、以下のポイントをチェックして、用途や使用シーンに適しているかを見定めましょう。
-
素材で選ぶ
焚き火をするならポリコットン、水ぬれを避けたいならポリエステルなど -
サイズで選ぶ
組立時のサイズ、使用人数に合うかなど -
持ち運びやすさで選ぶ
重量、収納時のサイズなど -
付属品で選ぶ
インナーテント、グラウンドシートなどが付属するか -
使用するシーズンで選ぶ
冬に使うならスカート付きのタイプを選ぶなど
また、軍幕テントは商品によって販売価格にも幅があります。そのため、お財布と相談して予算に合うものを選ぶのもポイントです。
軍幕テントはどうして人気なの?パップテントとの違いもチェック!
ソロキャンパーを中心に人気を集める軍幕テントには、次のようなメリットがあります。
【メリット】
- つくりがシンプルで設営・撤収が簡単
- コンパクト設計で携帯しやすい
- 耐久性に優れている
- アレンジしやすい
- ヴィンテージ感があるおしゃれなデザイン
一方で、こんなデメリットも。
【デメリット】
- 大人数での使用には向かない(基本的に1〜2人向き)
- 快適に過ごすには工夫が必要(寝るときにコットやマットを使用するなど)
軍幕テントはその性質や成り立ちから、基本的にはワイルドな野営向きのものが多いです。
シンプルであるが故のメリット・デメリットがあることを踏まえた上で、お気に入りを見つけてくださいね。
●軍幕テントとパップテントの違い
軍幕テントは「パップテント」「ハーフテント」「ハーフシェルター」「シェルターハーフ」などと呼ばれることも。
パップテントの“パップ(PUP)”には、英語で子犬の意味があり、厳密にいうと、1〜2人用の小型テントを表します。
ただし、アメリカ軍で使われている軍用テントが「パップテント」と呼ばれていることから、軍幕テントと同義で使われることが多く、形状や機能面の観点からも、両者に特に大きな違いはありません。
なお、ポーランド軍の軍幕は、パップテントと呼ばれるものとは異なり、ワンポールテントが主流です。
シンプルなつくりで設営・撤収が簡単!軍幕テントはソロキャンプのほか幅広い用途におすすめ
軍幕テントはもともと軍隊の野営用につくられたものであり、シンプルな構造で設営や撤収がしやすい上、コンパクトに携帯できるのが魅力。
ほかの種類のテントとは一線を画す、ヴィンテージ感のある無骨なデザインもおしゃれです。
アレンジもしやすいので、ソロキャンプやツーリングのほか、デイキャンプ、バーベキューの際にサンシェルター代わりにするなど、アイデア次第で幅広い用途に活用できます。
軍幕テントの購入を検討する際は、本記事で紹介したおすすめモデルや選び方をぜひ参考にしてくださいね。
(ライター:hayase)