南米コロンビアでは、記録的豪雨による川の氾濫で、南部の町モコアで大規模な地滑りや洪水が発生し、250人以上が死亡し、200人が行方不明になっている。

 コロンビア軍や国連人道問題調整事務所(UNOHA)などによると、土砂崩れが起きたのは3月31日。数日間続いた豪雨の影響で、エクアドルとの国境に近いプトゥマヨ県ではモコア川やムラート川など三本の川が氾濫し、土石流が発生。

 モコアの農村地帯では、これまでに254人が死亡し。400人がケガをして、200人近くが行方不明になっている。被災地を見舞ったファン・マヌエル・サントス大統領は、「モコアには、数時間で月間降水量の三割近い大雨が降った」と述べて、被災者の救助や捜索を急ぐよう指示した。

 今年1月以来、コロンビアとエクアドル、ペルーでは、大雨によって各地で洪水や地すべりが発生し、これまでに400人近くが死亡している。

 ペルーでは先月、数十年に一度という記録的な豪雨に見舞われ、首都リマ周辺で7万人が家を失う大洪水が起きた。ペルー国立気象局や米航空宇宙局(NASA)の専門家は、「南米沖の海面水温が上昇してエルニーニョに似た異常気象が起きている」として、大雨への警戒を呼びかけている。