南鳥島近海で発達中の台風5号は、23日現在、西寄りにゆっくり進んでいるが、週明け以降は進路をコロコロ変えて迷走を続け、進路の予測が難しい。

 気象庁によると23日現在、台風5号の中心気圧は992ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は25メートルで、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径330キロ以内では15メートル以上の強風が吹いている。

 現在は西南西に向かってゆっくり進んでいるが、この先5日の進路予報によると、あす24日は進路を東南東に変えて、週の半ばには勢力を強め、進路を東から北へ、さらに週末には西へと変える見通しで、典型的な迷走台風の動きを示している。

 迷走台風といえば、昨年8月、北海道と東北地方に深刻な岩手県と北海道に甚大な被害をもたらした台風10号も、複雑な動きをしたことは記憶に新しい。10号は当初、八丈島付近まで接近してから、四国沖へ南下。その後、Uターンして、伊豆諸島の東海上で進路を北西方向に変えて日本に上陸し、東北や北海道で豪雨を降らせた。

 今回の5号も迷走を続けながら勢力を増して大型化し、突然進路を変える可能性があることから、今後も動向に注意してほしい。

 一方、6号は現在、日本のはるか東の海上で、西に向かって時速15キロで進んでいる。中心気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、風速15メートル以上の強風域を伴っている。あす以降も自転車並みの速度で東日本に向かって接近する見通しで、週末以降の天気には要注意だ。

 また、台風7号は中国南部に上陸後、熱帯低気圧に変わる見通し。付近には別の熱帯低気圧が停滞を続けている。