25日現在、強い台風5号は相変わらず南鳥島近海に張り付いている。発生から5日経過し、今後は進路を変えて、週末には小笠原近海に接近する見通しだ。米軍合同台風警報センター(JTWC)によると、太平洋上には現在、台風5号・6号を含め、ハリケーンやトロピカル・ストームなど複数の熱帯低気圧が発生している。

 気象庁によると強い台風5号は現在、東へ15キロの速さで進んでいる。中心気圧は970ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル、中心から半径90キロ以内は暴風域となっている。

 21日に発生して以来、南鳥島近海に停滞していた台風5号は、あす以降、勢力をさらに強めながら、反時計回りに進路を変えて西を目指し、今週末にかけて日本付近に接近する見通しだ。一方、5号の北側にいる台風6号と南シナ海の8号は、いずれもあす朝には熱帯低気圧に変わると見込まれている。

 ハワイの米軍合同台風警報センターによると、日付変更線の反対側に位置する太平洋の東側では現在、ハリケーンを含む3つの熱帯低気圧が発生している。このうち、メキシコ沖で発達中のハリケーン「ヒラリー」は、この先、西海岸に沿うように北西に向かって進んでいく見通し。

 さらに、メキシコのカリフォルニア・スル州沖に、別のトロピカル・ストーム(熱帯低気圧)「アーウィン」が発達中のほか、ハワイ島に向かっている「グレッグ」の動きも懸念材料だ。