日本近海で台風5号と9号が発達を続けるなか、29日午後、南シナ海で10号が発生した。気象庁によると今月発生した台風は8個目で、7月としては1971年以来、46年ぶりとなる台風ラッシュの月となった。

 台風10号は29日午後6時現在、フィリピンの西の南シナ海を北東方向に向けてゆっくりと進んでおり、あさって31日には先島諸島近海で熱帯低気圧に変わる見通し。

 一方、台風5号は現在、小笠原諸島の父島の南約190キロの海上を南西方向に向けて時速20キロで進んでいる。中心気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径80キロ以内では25メートル以上の暴風が吹いている。

 気象庁によると、5号はあす以降、ゆっくりとした速度で小笠原近海に居座り続け、1日からは進路を北西に変えて日本の南を目指すようになるという。

 また強い台風9号は、与那国島の西の海上を台湾北部に向けて進んでおり、先島諸島では今晩からあす明け方にかけて海は大荒れになるとして気象庁が暴風や高波に警戒を呼びかけている。