カテゴリー5に発達した超大型ハリケーン「イルマ」がカリブ海から米国南部フロリダ州に向かって進んでいるが、メキシコ湾から北大西洋にかけては現在、3つのハリケーンが同時に発生している。

 ハリケーン「イルマ」は6日、最大風速80メートルの暴風を伴ってカリブ海の島々に直撃。暴風雨と高波で、これまでに少なくとも4人の死亡が報告されている。

 米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、現在、メキシコ湾から北大西洋にかけては、「イルマ」と共に「カティア」と「ホセ」の3つが同時に発達を続けている。

 「イルマ」は、猛烈な勢力を維持したままキューバを通過し、今週末には米南部フロリダ州に上陸する見込みで、フロリダ州やサウスカロライナ州政府が「非常事態宣言」を発表し、住民に警戒を呼びかけている。

 一方、6日に熱帯低気圧からハリケーンに変わった「カティア」は、メキシコ湾で発生。カテゴリーは1と大きな脅威に発達する兆候はなさそうだが、北大西洋を西寄りに進んでいる「ホセ」は、今後「イルマ」と似たコースをたどりながら発達を続けるおそれがあるとして、動向に注目が寄せられている。

 米海洋大気庁(NOAA)によると、3つのハリケーンが同時に発生したのは、2010年以来7年ぶり。今年は8月末にテキサス州を直撃したカテゴリー4の「ハービー」によって各地で洪水が発生、多数の死者や行方不明者を出しており、今シーズンはすでに6つのハリケーンによる被害が起こっている。