秋は広島新庄と互角の戦い!

お互いに笑顔を見せる角原圭祐主将と渡辺悠人選手

■昨秋はベスト8入りした広

 広島県呉市に所在する広。昭和17年4月、広島県立第三中としてスタート。昭和23年5月に広津高等学校となり、昭和24年4月に現校名となった。昨夏は4回戦進出、昨秋はベスト8入りを果たすなど、近年、上昇傾向に見える広を追った。

■豪雨被害を乗り越え、ベスト8へ!

 現在26名で活動する広。校庭は他部活と共用で使用のため、ネットを張ってフリーバッティング(通称:カーテン打撃)をしたり、テニスボールを使った打撃練習をしているグラウンドは内野とレフトまでしか使えない状況で工夫を重ね練習をしてきた。また、昨年7月は豪雨災害で登校して練習することができないため、15日間、学校に泊まって練習するなど厳しい環境を乗り越えながらチーム作りを進めてきた。

 そんな今年のチームのウリについて主将の角原圭祐主将は
・守りを大前提とした堅実な野球
・タイプの違うピッチャーが揃うこと
・上位打線のつながりのある攻撃
と語る。県大会では自分たちのウリを忠実に発揮した。

 そんな広は守り勝つ野球をテーマにスタート。史上最弱と言われて新チームがスタートしたという。広陵、広島新庄に勝てる力をつけるために死に物狂いで練習をしてきた。
 県大会では盈進に勝利するなど着実に勝利を見せ、準々決勝で広島新庄と対戦。序盤にリードしたものの、逆転負け。角原主将は「大前提としている守りが崩れてしまいました。勝ち試合を自分たちのミスで落としてしまい、自分たちの野球の甘さを感じました」と振り返る。

■広の中心選手は?

 堅い野球を身上とする広だが、打線の柱となる平田丈翔選手、大林泰雅選手を挙げた。2人とも力強い打球を放つ強打者で、角原主将は「打線の中軸を担い、勝負強さがあり、試合を決める一打を多く打ってくれた」とたたえた。キーマンとして自身の名前を挙げた角原主将は5番ファーストでチームの中心。そして左腕で粘っこい投球を見せる渡辺悠人の名前を挙げた。
 角原主将は佐伯優哉の名前を挙げ、「チームの雰囲気を一気に変えられるムードメーカー。秋はサードコーチャーとしてチームに貢献してくれました。春、夏では試合に出て、グラウンドの中から活躍できることを期待したい」とプレイヤーとしての活躍を求めていた。

■強豪校と対等に戦える土台作りへ

 このオフシーズンでは野球の基礎能力、身体のスピード、パワーをつけることをテーマに取り組む広。その中でエルゴトレーニングを毎朝、500メートル4セットをこなす。個のトレーニングで全身の筋力アップ、心肺機能を高めているようだ。
 春の大会へ向けて角原主将は「強豪校と対等以上に戦える力をつける。最後のオフシーズンを後悔のように1日1日をしっかりしていきたい」と意気込み、1年生に対しては「先輩と対等になるくらい力をつけてほしい」と願った。今年は私学の強豪を脅かす活躍を見せていきたい。

エース・ショートストップが語る課題

渡辺悠人選手(左)と野澤颯一郎選手(右)

  ここからは、広高校の渡辺悠人投手と野澤 颯一郎内野手にお話しを伺いました。

Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください

 渡辺:攻撃面では、バントの正確性と守備では試合終盤での粘り強さが課題となりました。
 野澤:スピード、パワーの強化、特にスイングスピードです。守備の時の打球に対する1球目の反応の速さ、変化球への対応が課題となりました。

Q.このオフシーズンの目標、強化したいことを教えてください

 渡辺:このオフシーズンでは体重の増加、主に筋肉量を増やすことを目標としています。個人的にはフォーム改善、球速を上げることに力を入れていきたいと思います。
 野澤:スイングスピード130キロ、ホームランを打てるパワーをつけること。スイングスピードを上げること。守備を安定させることです。

Q.応援する方々へアピールしたいセールスポイントは?

 渡辺:1人1人の打者に立ち向かっていくところです!
 野澤:自分の持ち味は右方向への強い打球だから、そこを見て欲しいです!

Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?

 渡辺:チーム全員が1つの目標に1つになって取り組むことができる姿勢が他のチームに負けていないところだと思います。
 野澤:先輩と後輩の仲が良いところ、厳しい声をかけあえること、雰囲気が良いところです!

Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!

 渡辺:この冬で体、精神力を一回りも二回りも成長させ、自分がチームの中の大黒柱になっていけるよう、努力を惜しまぬようにしていきます。
 野澤:どんな投手から打てる打者 そして自分のところに飛んでくれば絶対にアウトにできる野手になります!

 渡辺選手、野澤選手、ありがとうございました!

春を楽しみにできる冬トレにしよう!

  平崎直樹監督にお話を伺いました。

Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。

 新チーム当初、実践不足を補うことを主な目的としたタイプの異なる投手3枚を使い分け、野手も色々な選手を公式戦で試しながら戦い、チームの形を作った。

Q. 厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!

 この冬は各個人の能力(走る、振る、投げる)の絶対値を高め、パワー、スピードでも負けないものを作り、広陵、広島新庄と互角に戦って勝つことです。厳しいトレーニングを行うけれど、皆で声を出して盛り上げて春を楽しみにできるような冬トレを行っていこう!!

 平崎監督。そして、広高校野球部の皆様ありがとうございました!

今年も大好評!【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!