4月21日から開幕する春季埼玉県大会。今年の関東大会は埼玉開催のため、準決勝に進出した4チームが関東大会に出場できる。さて、今大会は強豪校同士のぶつかり合いが例年以上に多く、非常に厳しい戦いが予想される。そんな今大会の見所を紹介したい。

浦和学院のブロックに強豪校が集結!

エース・村田賢一(春日部共栄)

 選抜出場の春日部共栄は川越初雁と対戦。春日部共栄は、センバツで投打とも不完全燃焼に終わった。エース・村田 賢一としてはこの大会ではオフで培ったきたものを出していきたいだろう。

 初戦で対戦する川越初雁の注目はエースで4番で主将の齋藤眞之丞。最速137キロを誇る本格派右腕として、強豪相手にどんなピッチングを見せるのか、楽しみだ。

 春日部共栄の同ブロックでは松山、栄北がいる。昨秋ベスト16で埼玉県の21世紀枠の推薦校となった松山は好左腕・吉田健留は完成度が高く、簡単には点を与えないうまさがある。栄北は投打の中心・野口悠也、1番を努め、長打力がある嶋村知浩、好守備が光る遊撃手・武井直輝を中心にシード入りを狙う。

 強打者・和田 康平などポテンシャルが高い選手をそろえる埼玉栄は県立浦和と対戦。

 昨秋ベスト8の山村学園は秀明英光と対戦。140キロ近い速球を投げ込む左腕・和田 朋也をはじめ、ポテンシャルが高い強打者を多く揃えるチームで、関東大会を狙える力は十二分にある。

 浦和学院は昨秋敗れた白岡と対戦。浦和学院は速球派右腕・美又 王寿が台頭。打線は強肩強打の捕手・畑 敦巳、巧打の遊撃手・中前 祐也を中心に畳みかける。対する白岡は昨秋、浦和学院を抑えた迫田 将矢は140キロ近い速球を投げ込む本格派右腕、迫田と2枚看板を組むサイドスロー・佐藤 英司、4番・松永 一洸などポテンシャルが高い選手が多い。激闘が期待できそうだ。
 このブロックは熾烈で、昨秋ベスト4の立教新座、実力校・叡明など実力校が点在。シード争いも過熱しそうだ。

花咲徳栄、聖望学園、東農大三が集まったブロックも見逃せない!

プロ注目のショート・韮澤雄也(花咲徳栄)

 昨秋ベスト4の浦和実はいきなり強豪・狭山ヶ丘と対戦。好投手・豆田泰志、速球派・三田隼輔、強肩強打の4番捕手・竹内琉生などタレント揃いの好チーム。一冬超えて、成長した姿を見せて、夏のシードを狙いたい。同ブロックでは強豪・川越東が登場。好右腕・宮崎元気、強打者・浪江 麟太郎が中心だ。

 昨秋ベスト8の上尾は与野と対戦。好左腕・寺山 大智を中心にまとまった好チーム。一冬超えてどんな野球を見せてくれるのか。同ブロックでは食事トレーニングでパワーアップに成功した獨協埼玉、埼玉県屈指の好左腕・米山 魁乙、高校2年生ながら21本塁打を記録する渡邉翔大などポテンシャルが高い選手が揃い、野手の人材でいえば、埼玉県屈指の厚みがあるだろう。

 聖望学園は越ヶ谷と対戦。好右腕・川畑 大知、大型2年生スラッガー・蔵田 亮太郎など能力が高い選手をそろえ、関東を狙う。ただ同ブロックには2015年から4年連続で夏の甲子園に出場している花咲徳栄の存在がある。プロ注目のショート・韮沢 雄也、スラッガー・井上 朋也の2名に加え、攻守でバランスが取れた野手を揃えた打線の迫力は出場校トップクラス。あとは投手陣の柱として出てくるのはどの投手となるのか。この春は投手陣の力量にも注目したい。

 昨秋、関東大会に出場した東農大三は140キロを超える速球を投げ込む大型右腕・飯島 一徹、右サイドながら、130キロ後半を投げ込む井口真之介の2枚看板に加え、粘っこい打撃ができる選手が多く、少ないチャンスで畳みかけられる打線も脅威だ。東農大三と対戦する大宮東は好左腕・島村 大樹擁する。島村は関東大会出場チームを苦しめる投球はできるのか?

 今年はシード争いが例年以上に厳しく、また関東大会出場をかけた29日の準々決勝4試合はすべて白熱しそうで、今から待ち遠しい。

文=河嶋 宗一