1月24日、選抜出場校が発表された。選抜に出場する32校にはどんな注目選手がいるのか、東日本投手、野手、西日本投手、野手と全4回に分けて紹介したい。まずは東日本の投手編だ。

白樺学園・片山、健大高崎・下はさらに評価を上げることができるか?

下慎之介(健大高崎)

 まず北海道の片山 楽生(白樺学園)は伸びのある130キロ後半のストレート、130キロ近いカットボールで勝負する右の本格派だ。フォーム技術は高く、体づくりの成果を発揮すれば、140キロ台の速球も見込める投手だろう。

 向坂 優太郎は昨秋の東北大会で防御率1点台の好投を見せた好左腕。高木 京介のようなフォームから130キロ前半の速球、スライダーで勝負する投手だ。秋は不調に苦しんだが、最速147キロ左腕・笹倉 世凪、140キロ前半の速球とフォークで勝負する伊藤 樹も復活を果たせばかなり面白いだろう。

 関東大会、神宮大会で好投を見せた下 慎之介は左腕から130キロ中盤の速球、スライダー、チェンジアップを駆使する本格派。長身でなおかつコントロールの良い投手なので、平均球速が140キロ前後に達するとドラフト候補として大きく評価を上げることになりそうだ。また橋本 拳汰も191センチの長身から繰り出す140キロ前後の速球とスライダーが持ち味の本格派。橋本も平均球速が5キロ以上アップして、なおかつ選抜で好投を見せれば、ドラフト候補に挙がりそうだ。

 ベスト4の東海大相模は、諸隈 惟大は左スリークォーターから投げ込む切れ味鋭い直球とスライダーが武器。秋季大会では不調に苦しんだが諸隈の復活が上位進出のカギとなる。また、1年春から活躍を見せてきた大型左腕・石田 隼都も今春には140キロ越えも期待できそうだ。

 国士舘の中西 健登は右サイドから130キロ前半の速球、スライダー、シュートを駆使する技巧派だ。

 関東・東京6枠目に選出された花咲徳栄は左腕・高森 陽生に期待。130キロ前半の速球ながら、スライダー、カーブを巧みに投げ分ける技巧派左腕で、県大会準決勝の浦和学院戦では1失点完投勝利。選考発表の際、高森の投球を高く評価する声もあった。これで二季連続出場。昨夏の甲子園よりもパワーアップした姿を見せていきたい。

高橋はナンバーワン右腕にふさわしいピッチングを見せることができるか?

神宮大会優勝投手・高橋宏斗(中京大中京)

 そして明治神宮大会優勝の中京大中京は最速148キロ右腕・高橋 宏斗、最速147キロ左腕・松島 元希の二枚看板はドラフト候補としても期待が高い。高橋はストレートをさらに極め、150キロ越えも到達可能な逸材。フォークの握りで空振りを奪うツーシームと一級品。さらに投球の完成度を求め世代ナンバーワン右腕と呼ばれる投手になることを期待したい。

 松島は167センチの小柄ながら、140キロ台の速球、カットボール、チェンジアップで勝負。さらに安定感を高め、完投できるようになると、評価を高めることができるだろう。

 準優勝の県立岐阜商は、威力ある速球を投げ込む右腕・森 大河、130キロ後半の速球を投げ込む1年生左腕・野崎 慎裕と投手陣のレベルは高い。

 神宮枠により初出場を決めた加藤学園は、エース・肥沼峻は130キロ前半の速球、スライダー、ツーシームを巧みに投げ分ける右の技巧派。東海大会では、防御率2.22と好投を見せた。基礎がしっかりした投手なので、冬まで球速アップすれば、一気にブレイクする可能性を秘めている。

 2018年春から5季連続出場の星稜は大型右腕で、140キロ台の速球を投げ込む寺西 成騎、130キロ後半の速球、切れのあるスライダーを投げ込む荻原 吟哉の2人が中心だ。寺西は安定感、荻原は球威が昨秋より向上しているか。あと一歩で逃した全国制覇を果たすために2人の成長がカギとなる。

選抜逸材リスト【投手編】
片山 楽生(白樺学園)
向坂 優太郎(仙台育英)
笹倉 世凪(仙台育英)
伊藤 樹(仙台育英)
下 慎之介(健大高崎)
橋本 拳汰(健大高崎)
諸隈 惟大(東海大相模)
石田 隼都(東海大相模)
高森 陽生(花咲徳栄)
高橋 宏斗(中京大中京)
松島 元希(中京大中京)
森 大河(県立岐阜商)
野崎 慎裕(県立岐阜商)
肥沼峻(加藤学園)
寺西 成騎(星稜)
荻原 吟哉(星稜)

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