1月24日、選抜出場校が発表された。選抜に出場する32校にはどんな注目選手がいるのか、東日本投手、野手、西日本投手、野手と全4回に分けて紹介したい。第4回の西日本野手編だ。

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近畿地区に逸材投手が集結!

来田涼斗(明石商)

 西日本はやはり近畿地区に逸材が集まる。その筆頭が来田 涼斗(明石商)だろう。昨年は春夏合わせて甲子園で3本塁打。しかも先頭打者本塁打2本、サヨナラ本塁打1本なのだから勝負強さが違う。課題であるタイミングの取り方を修正し、課題である守備・走塁にも磨きをかけていきたい。

 打撃技術の高さという点では細川 凌平(智辯和歌山)も素晴らしい選手だ。独特の構えからバットの操作性、下半身の柔軟性、タイミングをとる感性が素晴らしく、難しいコースでもヒットにしてしまう。これは来田にはない強みだ。さらに堅守、俊足。現在、ショートの練習をしているが、これで大きく上達することになれば、評価をさらに高めるだろう。

 そして履正社のスラッガー・小深田 大地。強く振れて、遠くへ飛ばすメカニズムは来田 涼斗に負けないものがある。強肩が光る三塁守備も魅力だ。この3人は逸材野手の近畿の中でも最注目だろう。

 また履正社は逸材揃いで、主将の関本 勇輔は元阪神の関本賢太郎氏を父に持つ強肩強打の捕手。両井大貴は中学時代にU-15代表だった強打者。昨秋の近畿大会では打率.667をマーク。夏の甲子園優勝メンバー・池田 凛はいやらしさがあり、バットコントロールも素晴らしいものがあり、守備も軽快で、今大会を代表する二塁手だ。



西野力矢(大阪桐蔭)

 近畿大会優勝の天理は近畿大会で2本塁打を放った運動能力抜群のサード・下林 源太、独特の縦振りスイングから長打を量産するスラッガー・山地 裕輔、明治神宮大会で3打席連続本塁打を放ち、観客を驚かせた河西 陽路、俊敏な守備で盛り立てるショートストップ・杉下 海生、近畿大会決勝戦から3試合連続弾を放った瀬 千皓も楽しみな1年生スラッガーだ。

 準優勝の大阪桐蔭は投手だけではなく、野手もタレント揃いだ。二刀流で仲三河 優太。丸 佳浩のような構えから広角に打球を飛ばす。また高校1年以来の投手に復帰へ向けて準備を進めている。二刀流として躍動なるか。

 またスラッガー・西野 力矢は明石商の中森 俊介から3ランを放ち、近畿の高校野球ファンを驚かせたパワーと打撃技術を選抜でも発揮したい。また西野と同じくクリーンナップを放ってきた船曳 烈士は近畿大会で打率5割以上を放ち、高校通算22本塁打のスラッガーとして、アピールできるか。

 また近畿大会でも本塁打を放った伊東 光亮は、歴代の大阪桐蔭のショートと比較しても抜群の動きを見せる。さらにパンチ力もあり、選抜でもアピールに期待がかかる。また伊東と二遊間を組む加藤 巧也も野球を知っている選手で、打撃の幅も広い。ドラフト候補が数多い大阪桐蔭だが、加藤は勝利のキーマンとして見逃せない。

打者の宝庫・智辯学園、智辯和歌山も今年はタレント揃い

前川右京(智弁学園)

 ベスト4の智辯学園は高校通算21本塁打の1年生スラッガー・前川 右京、近畿大会2本塁打の山下 陽輔もストレートにめっぽう強く甘く入ればスタンドイン可能な選手だ。

 主将・白石 陸は抜群の身体能力を秘めたアスリート型外野手で、近畿大会で打率.538を記録し、俊足で、一番の見どころは抜群の強肩であること。ライトからの返球は大学生外野手レベル。ぜひ選抜で走攻守で躍動してほしい。

 強力打線で評判の智辯和歌山。大型スラッガーの德丸 天晴は長打力だけではなく、強肩も魅力な選手だ。高嶋仁監督の孫・髙嶋 奨哉もスラッガータイプの逸材。また驚異的な勝負強さを発揮するクラッチヒッター・綾原 創太も注目だ。

中四国・九州の逸材は?

布施心海(明豊)

 中国地区では昨秋の中国大会優勝の倉敷商は中国大会2本塁打の淺野 大器の長打力に注目。準優勝の鳥取城北は中国大会で1本塁打8打点の河西 威飛は期待のスラッガー。

 中国3枠目出場の広島新庄は、主将の下 志音、山口東リトルシニア時代から評判だったショートストップ・瀬尾 秀太の成長に期待だ。

 四国地区では秋季四国大会優勝の明徳義塾は伝統の堅守だけではなく、強打にも磨きをかけた。その中で注目なのは、奥野 翔琉。50メートル5秒7の俊足を武器に、神宮大会でも8打数3安打を記録。

 そして正捕手の鈴木 大照は安定した打撃と2.00秒台のスローイングが光る好捕手。四国大会準優勝の尽誠学園は仲村 光陽は遠心力を生かしたスイングで長打を量産する遊撃手だ。

 九州地区では九州大会優勝の明豊のスラッガー・布施 心海は東京ヤクルト入りした濱田 太貴と似たようなメカニズムから長打を量産する。さらに外野守備にも磨きがかかり、俊足で強肩。センバツでは大爆発なるか。

来田 涼斗(明石商)
細川 凌平(智辯和歌山)
小深田 大地(履正社)
関本 勇輔(履正社)
両井大貴(履正社)
池田 凛(履正社)
下林 源太(天理)
山地 裕輔(天理)
河西 陽路(天理)
瀬 千皓(天理)
杉下 海生(天理)
西野 力矢(大阪桐蔭)
加藤 巧也(大阪桐蔭)
仲三河 優太(大阪桐蔭)
伊東 光亮(大阪桐蔭)
山下 陽輔(智辯学園)
前川 右京(智辯学園)
白石 陸(智辯学園)
德丸 天晴(智辯和歌山)
髙嶋 奨哉(智辯和歌山)
綾原 創太(智辯和歌山)
淺野 大器(倉敷商)
河西 威飛(鳥取城北)
下 志音(広島新庄)
瀬尾 秀太(広島新庄)
奥野 翔琉(明徳義塾)
鈴木 大照(明徳義塾)
仲村 光陽(尽誠学園)
布施 心海(明豊)

(文=河嶋 宗一)

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