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 8月2日から開幕する千葉県独自大会。この大会はまず8ブロックに分かれて大会が開催し、予定通りいけば、8月10日にブロック決勝。8月15日から決勝トーナメントという流れになる。やはり形式が変わっても夏の千葉は「戦国千葉」である。

習志野は選手のパワーアップに成功。専大松戸、日体大柏に注目

左から古谷将也、角田勇斗、篠木健太郎

■第1ブロック
 千葉市で構成された第一ブロック。やはり注目が集まるのは、昨年ベスト8の千葉明徳だ。今年は昨年のような強力な投手はいないが、その分、つなぎの野球と堅い守備で勝負。昨秋も木更津総合と延長戦を繰り広げた。打線も好打者・前嶋英人を中心にミート力が高い打者がそろっている。初戦は千葉工と対戦する。同ブロックには敬愛学園、稲毛などの実力校がそろう。また復活を狙う千葉経大附は泉と対戦する。


■第2ブロック
2018年秋から県内無敗の習志野は船橋古和釜と対戦。遊撃手・角田 勇斗、高校通算20本塁打超の櫻井を中心に逸材が揃う習志野は自粛明けから選手の体つきがかなり変わってきた。自覚をもって練習をしてきたのが伝わる。角田は「優勝を目指す」と語っている。また市立船橋は船橋芝山と鎌ケ谷の勝者と対戦。市立船橋は2年生の時から注目されてきたスラッガー・清水裕希がどれだけ伸びたか注目される。

 またこのブロックで注目したいのは清水 大翔(東葉)。秋までは135キロ程度だったが、体づくりに取り組み、ストレートは140キロ超え。この夏では実力が本物なのか、注目したい。

■第3ブロック
 昨秋4強の専大松戸は松戸向陽と国府台の勝者と対戦。左腕・西村 卓真は135キロ前後の速球を投げ込み、切れのあるスライダ^、チェンジアップも良い県内屈指の左腕。また強打の遊撃手・高崎大和、2年生スラッガー・吉岡 道泰など下級生たちの逸材もベンチ入りすれば、優勝候補に挙がるチームだろう。同ブロックでは東海大浦安に注目だ。

 また千葉商大付は、勝負所で一気に叩き込む怖さがある。個人では130キロ中盤の速球を投げ込む秋元颯太に注目だ。また2018年夏西千葉準優勝の東京学館浦安も侮れないチームだ。

■第4ブロック
打撃力が高い西武台千葉と大型外野手・高橋遼平を筆頭に能力が高い選手をそろえる流通経済大柏の対決は必見。千葉県屈指の二刀流・箱山 優擁する日体大柏は箱山の投打の成長に期待がかかる。140キロ超の速球に加え、パワフルな長打は全国レベルのポテンシャルがあり、ドラフト候補として要注目また箱山以外の投手も能力も高く、枚数は多く、いろんなバリエーションで戦えるのが魅力だ。同ブロックでは市立柏が構える。

最激戦区は昨秋8強が4校もある第8ブロック 勝ち抜くのは?
■第5ブロック
 昨夏準優勝の八千代松陰は例年通り、隙を逃さない徹底とした走塁でかき回すチーム。打撃では春日慶章、永戸涼世の2人がキーマンとなる。初戦では佐倉南と対戦。また、同ブロックでは好捕手・岩崎柊葵が引っ張る我孫子東も注目だ。また実力校の千葉英和と四街道の対決も見逃せない。

 また中央学院は今年の千葉で最もタレントが優れ、相馬監督からもチーム力自体は春夏連続で甲子園出場した2018年以上と評価する。高校通算20本塁打以上の強打の二塁手・加藤 公翔、20本塁打近く打っている主将・青木 優吾、元プロ野球選手の飯山裕志さんの息子・飯山志夢、強打の捕手・山本 健太、投手陣では140キロ超えの山下一馬、細谷 怜央、飯尾嶺の3名に加え、左腕エースの近藤直弘と県内屈指の投手陣を誇る。また、細谷は180センチ90キロと巨大化に成功。細谷は2021年の千葉をけん引する二刀流になる可能性がある。

 同ブロックではやはり千葉敬愛が浮上してくるだろう。このブロックは序盤から楽しみな対決が多い。

■第6ブロック
 昨秋8強の成田はプロ志望の古谷 将也は高校通算25本塁打を誇る強肩捕手。この大会に向けて「ただパフォーマンスだけではなく、一選手として立ち居振る舞いや、勝利にこだわる姿勢についてもこだわっていきたい」と意気込む。また高校通算18本塁打の松本憲信も県内屈指の左打者。投手陣では140キロを超える速球を投げ込む右腕・根本 優輝、右サイドからコントロール重視の投球を展開する石田慶一も最速136キロを計測。右スリークォーター気味から最速143キロをマークした右腕・齋藤鳳人、そして安定感抜群の片岡海都も制球力、駆け引きの上手さではチーム屈指のものがありながらも、ストレートも140キロを超えてきた。

 初戦は匝瑳と冨里の勝者と対戦する。

 銚子商は、小見川と対戦。前チームから能力ならば、今のチームのほうが高いと呼ばれてきたチーム。この世代を引っ張るのが県内屈指の遊撃手・常世田 翔太。攻守ともに成長しているか注目が集まる。

 両校は順調にいけば、ブロック準決勝で対決する可能性がある。もう1つのブロックでは好左腕・千葉汐凱擁する千葉黎明や、2年連続で徳島インディゴソックスへ輩出している横芝敬愛は選手のポテンシャルを伸ばすことに定評があり、この夏の戦いぶりも見逃せない。

■第7ブロック
安房、夷隅地区が長年リードしてきた第7ブロックだが、今は東金市が熱い。その東金市を代表するのが千葉学芸と東金だ。千葉学芸は2年生ながら全国レベルの実力を持つスラッガー・有薗 直輝などポテンシャルが高い選手がそろい、一気に躍進を狙う。昨秋は15名ながらベスト16入りを果たした東金はエース・川戸康貴が軸となる。また冬場はバッティング強化に努めてきた。

■第8ブロック

 昨秋8強入りが4校もあるという最激戦区。昨秋準優勝の拓大紅陵はエース・竹内 将悟は県内屈指の本格派右腕で、球速は140キロを超える。打線も強力で、好投手を打ち崩してきた。初戦は市原八幡と対戦する。同ブロックに属する志学館は市原と対戦。こちらも140キロを超える大型右腕・相馬綾太、2年生スラッガー・寺澤 拓生と投打の軸がそろっているのが強み。

 そして昨秋4強の木更津総合は全国トップレベルの剛腕・篠木 健太郎、全国レベルの左腕・吉鶴 翔瑛が最後の夏を迎える。打線もスラッガー・斎藤匠に注目だが、2月の練習で取材したときは2年生の好打者・山中海斗がパワーアップに成功した姿が見受けられた。また多くの投手陣が延びており、篠木、吉鶴以外のアピールにも期待がかかる。 

 東海大市原望洋は4番藤岡大河に注目。恵まれた体格から鋭い打球を飛ばす県内屈指のスラッガーだ。また昨夏4強の市原中央の多くの主力選手が残っており、引き続き注目が集まる。

(記事=河嶋 宗一)

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