今回の練習会では関西地区の注目打者のパフォーマンスに注目が集まっていた。やはり関西地区の選手は能力が高いことは知っていたが、自分を見せることがうまい。それが分かる練習会だった。

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左から早真之介、奥村真大、西野力矢 ※写真は昨秋の大会と今春のインタビューより

早 真之介(京都国際)
 初日からフリー打撃で鋭い打球、鋭い返球を見せ、「肩の強さは十分に示した」と語る早。2日目の打撃を振り返ると、2日目のシート打撃では3打数1安打。左投手・新庄涼基(大阪偕星学園)からセンター前ヒットから放つなどアピールに成功した。

 2日間の練習を見て感じたことは、しっかりと自分を出す強さがあるということ。打撃でも自分のルーティンを大事にして、しっかりとコンタクトする意識が見られた。3打席しかないのがもったいないと感じる選手。そう感じられる選手ほどNPB側に大きなアピールになる。つまりもっと実戦機会を積んでいけば、さらに打つ予感をさせる選手だ。

西野 力矢(大阪桐蔭)
 初日のフリー打撃ではさく越えを披露するなど圧巻の打撃内容を示した西野。あの打撃を見るだけでも高卒プロ級の打撃だった。

 2日目で印象に残ったのはサードの守備位置からしっかりと声を出して投手を励ましていること。西野が高校2年6月に初めて取材したとき、寡黙な印象が強く、練習を見ても、周りを鼓舞するタイプではなかったので、大阪桐蔭の3年間でこんなにも人間的に大きくなったのかと感動させられた。

 

 西野の時に雨天練習場での打撃になってしまったのは残念だったが、それでもフリー打撃で十分お釣りがくる内容だった。実戦でもっと漬け込んでいきたい選手だったり、ガッツもあって、体の強さも十分。大阪桐蔭から高卒プロを狙える選手は一味違う。

奥村 真大(龍谷大平安)
 初日のフリー打撃ではパンチある打撃、軽快な三塁守備が光った奥村。2日目で印象に残ったのは声出し。同じ草津リトルシニア出身の森本 修都(光泉カトリック)がマウンドに登ったとき、ストライクや切れのあるストレートが決まるたび、「よい球!」という声が甲子園に響いた。勝負強い男だと知っていたが、いつもは物静かな性格。こんな熱い一面があるのは知らなかった。

 打撃は3打数0安打に終わったが、これまでの評価を落とす内容ではなかっただろう。

 高卒プロのために木製バットを貫き結果を出した意志の強さ、さらに盛り上げ役に買って出て、一定レベルの打撃、守備もある。なんといっても華のある顔立ち。今年の高校生内野手でひそかに人気になりそうな選手だ。

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