宮崎南のスタメン・ベンチ入り一覧

 甲子園出場実績を持つ宮崎南を引っ張るのは投手陣だ。年見亮汰、藤本遥己は体の強さに不安を抱えながらも、140キロ近く投げ込む速球派投手としてチームを牽引。その2人とはタイプの異なり制球力が光る小牧勇太が緩急を使って相手打者を翻弄する。

 3投手それぞれが武器を活かしながら守備でリズムを作る野球で、秋季大会では延岡学園にヒット4本のみに抑える。守備のミスで試合には敗れたが、県内屈指の投手力を活かした守備の野球が今年の宮崎南の勝ちパターンである。



集合写真

■姉からの刺激で成長する主将

 野手で注目したいのは2人の選手。主将としてチームを牽引する山内確選手だ。姉がプロゴルファーとして活躍されており、その姉を指導するトレーナーから一緒に体幹を中心にトレーニングメニューを教えてもらうなど、質の高い練習に取り組む向上心ぶりで日々を過ごしている。

 宮崎南に入学した最初のころは自主練習をやっていても気の抜ける瞬間があったとのことだが、「姉からも刺激をもらいながら練習をやっています」とランニングに素振り500回と自主練習でも自分に厳しく接している。その成果を春以降の試合でぶつけられるか。



バッティング練習の様子

■異色の経歴を持つ逸材

 もう1人が黒木 陽。黒木は中学まではクライミングに打ち込んでおり、高校から興味を持っていた野球部に入部。1年生の時はクライミングの国体九州予選で5位入賞を果たすなど異色の経歴の持ち主だ。



トレーニングの様子

 指揮官の佐々木監督は「身体能力が高い」と評価する黒木は握力が右80キロ、左75キロ。50メートル走6.3秒という記録を持っており、たしかにポテンシャルが高い。ただ最初は周りに比べて技術では劣る部分があり、ついていくのがやっとだったとのこと。それでも千葉ロッテ・藤原 恭大(大阪桐蔭出身)のプレーを見るなど、研究と練習を重ねた。

 その成果もあり、27名の宮崎南の中で黒木は秋の大会でベンチ入りを果たし、現在ではスタメン争いに加わるほどの成長ぶり。春にはスタメンに名を連ねるか注目の選手である。



監督の話に耳を傾ける選手たち

■創立60年の節目に結果を残せるのか

 他にも体格に恵まれた選手が多く、「力負けはしないと思います」と佐々木監督はコメント。その代わりに小技などをどれだけきちんとできるかが上位進出のポイントとなる。全員野球、そして自分たちで考える野球で創立60年の節目に聖地の切符を掴む。

(文=編集部)



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