左から黒田晃大、蓼原 慎仁、平安山 陽、氏家 蓮、シャピロ マシュー 一郎

 昨年10月26日のドラフト会議で支配下、育成合わせて123名が指名を受けた。昨年は史上最多の215名が提出。惜しくも指名漏れとなった超高校級の逸材が多くいる。今回は指名漏れした投手から映像のある18人をピックアップした。いずれも強豪大学、社会人で続ける選手が多い。

 黒田 晃大(佐和)は中学時代から高校の指導者から名が知られた存在で、体作りとフォームづくりを行い、順調に成長。最終的には145キロまで到達した。躍動感あふれる投球フォームから投げ込む本格派右腕として期待がかかる。卒業後は常磐大に進学している。

 ポテンシャルの高さでいえば、シャピロ マシュー 一郎投手(國學院栃木)だろう。
 佐々木 朗希投手を彷彿とさせる投球フォームから繰り出す140キロ後半の速球はかなり魅力がありました。現在は國學院大に進み、リーグ戦登板を目指し、スキルアップに努めている。

 西濱 勇星(関東学園大附)投手は、高校1年時は107キロでしたが、高校卒業時では最速149キロまでに到達した速球派投手だ。卒業後はBCリーグ・ダイヤモンドペガサスでプレー。最短1年でのプロ入りを狙っていきたい。

 平安山 陽(松山聖陵)投手は昨夏の独自大会では完璧なリリーフを見せ優勝に貢献。140キロ後半の速球、切れ味抜群のスライダー、ツーシームを投げ分け、高校生離れの投球術を見せてくれた。
 卒業後は徳島インディゴソックスでプレー。首脳陣の評価も高く、しっかりと土台固めを行って、鮮烈デビューを果たしたい。

 長尾 光(ノースアジア大明桜)投手も佐々木朗希型の投球フォームで、最速145キロを誇る速球投手。武蔵ヒートベアーズで腕を磨く。

 蓼原 慎仁(桐生第一)投手はロシア人の母を持つハーフであり、身長183センチ体重80キロと恵まれた体格から投げ込む威力抜群のストレートが魅力だ。昨夏は独自大会優勝に貢献し、交流試合でも将来性の高さを感じさせる投球を見せた。

 太田 大和(山形中央)は左スリークォーターから投げ込む140キロ近い速球は独特の角度がある。長尾投手ともに武蔵ヒートベアーズで腕を磨く。

 氏家 蓮(大崎中央)投手は自粛期間中に150キロ超えの速球を投げ込めるようになった速球投手です。卒業後はトヨタ自動車東北へ。強い向上心を持ってNPB入りをかなえる。



左から野島 勇太、小辻 鷹仁、常田 唯斗、橋本 拳汰

 橋本 拳汰(健大高崎)投手は190センチを超える長身と落差が鋭いフォークを武器にする大型右腕。ポテンシャル的にはNPBにも行っておかしくない投手。日体大でドラフト上位候補へ育つことができるか。

 常田 唯斗(飯山)投手も昨夏の独自大会で準優勝。直球中心だった2年生から、3年生になり、変化球の精度も増し、総合力が高い投手へ成長。完成度の高さやストレートの質の高さを見ても、指名はあってもおかしくない投手だったが、惜しくも指名漏れだった。専修大では飛躍できるか注目だ。

 松山心(松阪商)投手は先天性難聴というハンディを抱えながらも、最速145キロの速球、多彩な変化球を投げ分ける好投手。卒業後は三重県リーグの強豪・皇學館大へ。

 野島 勇太(神戸弘陵)は伸びやかな投球フォームからくり出す130キロ後半の速球を武器にする好投手。好投手育成に定評のある関西国際大からNPBを目指す。

 渕上 竜椰(早鞆)は躍動感のある投球フォームから投じる140キロ中盤の速球で押します。中国地区を代表する強豪・環太平洋大学に進学。さっそくオープン戦で起用されている。

 木村 駿太朗(大分舞鶴)は威力ある140キロ中盤の速球と縦の変化球を武器に打たせて取る投球が持ち味の速球派右腕だ。九州産業大で進学した木村投手はさっそくリーグ戦デビューしている。

 有馬 太玖登(都城東)は骨太の体型から140キロ中盤の速球を投げ込む本格派右腕。卒業後はツネイシでプレー。

 そして有馬と二枚看板を形成した和田 颯斗投手も、140キロ前半の速球とキレのあるスライダーで勝負する好投手。卒業後は東海理化でプレーしている。

 昨夏の沖縄独自大会で三振を重ねた松田大輝投手(沖縄尚学)は高知ファイティングドッグスでプレー。

 そして最後に紹介するのが小辻 鷹仁(瀬田工)。140キロ中盤の速球、切れ味鋭いスライダーを武器に三振を量産。夏の大会では多くのスカウトから注目を集めていた。
 強豪・創価大でドラフト上位候補を狙う。

(記事:河嶋 宗一)