大野稼頭央(大島)、野田海人(九州国際大付)

 来年センバツ出場の参考資料となる秋季九州地区大会は、いよいよ決勝を迎えることになった。12日の頂上決戦に進んだのは初の決勝進出となった大島(鹿児島)と、今春に続いて決勝に駒を進めた九州国際大付(福岡)。絶対的エース大野 稼頭央投手(2年)中心に、全員の粘りで勝ち上がってきた大島に対し、強力打線が売りの九州国際大付。全国で最後に明治神宮大会(20日開幕)への切符をつかむのは、どちらのチームだろうか。

今大会両チームの成績
大島  1試合平均5.25得点、3.25失点、打率.289、防御率2.43
九州国際大付 1試合平均10.3得点、2失点、打率.407、防御率2.57
(大島は引き分け再試合も含め4試合、九州国際大付は3試合)

 「1週間500球」の球数制限のため、ここまで467球を投げている大島の大野の登板は限られる。九州チャンピオンを決める一戦だけに、大会NO・1左腕と強力打線の対決も見たいところだが、大野以外の投手が、どこまで九州国際大付打線を封じるかが大きなカギを握る。

 準決勝の有田工(佐賀)戦では、本来三塁手の前山 龍之助(2年)が先発し、本来遊撃手の武田 涼雅(2年)がリリーフした。前山は2回途中6失点(自責は5)で降板。2番手武田は最後まで投げ切って8回1失点と踏ん張った。大黒柱大野に次ぐ投手の整備も課題だけに、投手陣としては試される決勝になる。

 九州国際大付の打線は絶好調といっていい。3戦すべて同じスタメンで臨んで、すべて2ケタ安打をマークした。

(中)黒田 義信(2年)7打数5安打3打点.714(1本塁打)
(右)中上 息吹(2年)7打数3安打4打点.429
(左)大島 諄士(2年)11打数6安打5打点.545
(一)佐倉 侠史朗(1年)11打数3安打5打点.273(2本塁打)
(捕)野田 海人(2年)11打数7安打2打点.636(1本塁打)
(二)白井 賢太郎(1年)11打数4安打2打点.364
(三)毛利 和暖(2年)9打数1安打2打点.111
(投)香西 一希(2年)9打数4安打2打点.444
(遊)尾﨑 悠斗(2年)6打数1安打2打点.167

 スタメン9人の3試合打撃成績を見ると、上位打線の打率も相当なものだが、全員が打点を挙げている。どこからでも点が取れる穴のない打線で勝ち上がってきた。

 九州国際大付打線が火をふくか、離島勢として初めて鹿児島県を制した勢いで勝ち上がった大島の粘りが勝るのか。大島は初優勝をかけ、九州国際大付は2018年春以来、秋は初めてとなる優勝をかけて臨む。

(記事:編集部)