尾崎完太(法政大) 、西舘勇陽(中央大)、細野晴希(東洋大)、松本凌人(名城大)

 今、日本中で話題となっているロッテ・佐々木 朗希投手(大船渡高出身)は、10日のオリックス戦で完全試合、17日の日本ハム戦で8回完全投球を演じた。この佐々木朗と同世代の大学3年生は、ドラフト豊作年になる可能性がある。来年秋の大学生ドラフト候補となりえる選手を紹介していきたい。

 東洋大の細野 晴希投手(3年)は東亜学園2年春までは120キロ後半だったが、2年秋で一気に130キロ後半までスピードアップし、東京代表にも選出され、キューバ遠征も経験した。東洋大進学後は、順調にレベルアップし、エース格として活躍。ついに150キロ台に達した。東洋大には、過去に藤岡 貴裕投手(元巨人)というドラ1競合左腕がいた。実力的には、藤岡と変わりない剛腕左腕といえる。

 名城大の松本 凌人投手(3年)も注目度が高い。神戸国際大附時代から注目度が高かった右サイドで、150キロ台の速球を投げ込むなど、愛知大学野球リーグを代表する剛腕へと成長した。昨年の大学選手権でも好投を見せ、2年連続の大学選手権出場ヘ向けて燃えている。

 法政大・尾崎 完太投手(3年=滋賀学園)も140キロ前半の速球で押していく速球派左腕で、馬力は十分にあり、主にリリーフとして活躍を見せている。大阪商業大・上田 大河投手(3年=大阪商業大高)は下級生の時から実績十分の大型右腕。140キロ後半の速球、多彩な変化球を投げ分け、社会人やNPB2軍相手にも好投を見せている。

 中央大の西舘 勇陽投手(3年)は花巻東(岩手)時代に140キロ後半の速球を武器とする右腕として注目された。2019年、岩手県では佐々木朗に次ぐ剛腕投手として評価され、最後の夏は大船渡を破り、甲子園に出場した。大学ではスピードアップを遂げ、150キロ台の速球を投げ込んでいる。リリーフではあるが、コンスタントに150キロ台をマークし、東都1部ではトップレベルの評価を受けている。

 青学大の松井 大輔投手(3年)は、県立岐阜商時代からプロ注目右腕として注目された。下級生から多く経験している実力派右腕で140キロ中盤の速球を投げ込む。國學院大の武内 夏暉投手(3年)は明治神宮大会で好投し、リーグ戦でも好投を見せる145キロ左腕。このリーグ戦で一気に評価を高めている。立正大の関口 航太投手(3年=熊谷商)は140キロ前半の速球を投げ、リーグ戦でも着実に実績を残している。

 中京学院大の赤塚 健利投手(3年=中京)は、195センチの長身から振り下ろす140キロ後半の速球と鋭いフォークを武器にする大型右腕として、リーグ戦でも好投を見せている。昨秋は大学代表の候補合宿にも参加。連盟内でも推される存在となっている。

 昨秋の明治神宮大会でも好投した龍谷大の左腕・中澤 嶺投手(3年=比叡山)は投手としての完成度が高く、着実に実績を残せば、ドラフト候補に挙がる可能性を持った逸材だ。

(文=河嶋 宗一)