愛知産大三河や西尾東、そして新鋭・豊野が属する西三河地区。その中で新たに躍進著しいのが岡崎学園だ。

 昨秋は地区予選を勝ち抜いてチーム初のベスト8進出。昨秋の県大会を境に注目校まで躍り出たが、チームのキーマンとして投打の要となっているが山田 優都だ。186センチ80キロと恵まれた体躯から投げ込む140キロ近い速球は威力があり、打者としても昨秋の時点で8本塁打を記録する投打の柱だ。

 昨秋は背番号7をつけたが、準々決勝・中京大中京戦で先発するなど、期待値は高い。そんな山田に電話取材を行い、この夏に開催される「夏季愛知県高等学校野球大会」への想いなどを語ってもらった。

投打のキーマンを支えるポイント

山田優都(岡崎学園)

 入学時から期待は高く、1年生の時点で135キロの速球を投げられていた山田は第100回東愛知大会からベンチ入り。そこで学んだことは野手との連携だった。

 「バックとの連携は大事だと思っていますので、マウンドでは自分1人にならないように声をかけてリズムよく投げようと意識しています」

 山田自身の投球スタイルとして、縦のカーブやカットボール、そしてフォークも織り交ぜながら打者と勝負する。打たせて取る投球を大事にしているが、それは守備からリズムを作って戦うのが岡崎学園のスタイルだからこそ、バックを信じて投げている。

 そんな山田だが、一冬かけて下半身、特に左足の使い方の改善に努めてきた。
 「秋ごろから、奥川 恭伸投手のピッチングを参考にし始めています。特に下半身、左足の使い方で、くの字でステップをしているので、そこを取り入れてみました。そうしたらリリースポイントが前よりも安定して、制球力の向上につながりました」

 野手との連携を大事にしている山田にとって、制球力は必要不可欠。独自の大会で成長した姿を見せて欲しいが、打者としても4番に座っている。ここまで高校通算8本塁打を誇るが、注目なのは逆方向が多いことだ。

 「常に引き付けることは意識をしているので、自分のヒットゾーンはセンターからライト方向になっています。翔南中学時代に指導者の方に、『センターから逆方向に』と言うことはずっと言われてきて、自分の中でも右足の前で打つ感覚でやってきました。そこが活きていると思います」

 練習自粛期間はキャッチボールや走り込みで身体を作ってきた。6月から本格的に練習が再開し、チームの目標である独自の大会での優勝に向かって調整が続く。
 「ピッチングに関しては休校前と変化はなく、バッティングは最初のうちは目が追い付かないところがありましたが、少しずつ戻ってきています。入学の時から目指してきた140キロ、バッティングではチャンスで一本出せるようにしたいです」

 田中監督がチームに就任して4年目。昨夏は13年ぶりに夏の大会で勝利を掴んだ。夏から始まった勢いそのままに山田は投打でチームを引っ張り、旋風を巻き起こせるか。

(記事=田中 裕毅)


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