中学時代、ベンチ外だった石井颯人(専修大附)が公式戦初本塁打!勝利に貢献!

3番ライト・石井颯人(専大附)

 7月24日、西東京大会1回戦・専修大附vs都立四商の一戦は9対0で専修大附が勝利を収めた。

 試合を決めたのは高校から投手を始めたという3番石井颯人からの一打からだった。

 1回表、無死一、三塁の場面で3番石井に打席が回り、石井は高めのボールを振り抜き、レフトスタンド奥の金網にぶつける特大3ランで先制。これで高校通算7本塁打。公式戦では初の本塁打となった。

 その後も相手のミスを絡めて、4回には田中湧の犠飛や敵失で3点を追加。5回にも3点を追加し、9対0と大きくリードに成功。

 専修大附の先発は右サイドの櫻井誠大。右サイドから120キロ前後の直球、スライダーを丁寧に投げ分け、都立四商を無失点に抑える好投。実にピッチングができる好投手だった。

専修大附は6月から多摩市一本杉公園野球場 を週4回借りて練習をするなど、足りない時間を埋める工夫をしてきた。
 本塁打を打った石井は調布シニア出身で、ベンチ外。中学までは外野手で、ほとんど試合出場がなかった選手だという。そして高校入学してから着実に伸びてきて、クリーンナップとして活躍。

 さらに高校2年冬から投手も兼任している。中学時代に肘を手術した経験があるため、先発ではなく、2イニング〜3イニングを投げる構想で、130キロ近い速球を投げられるという。スイングを見ていても力強く、鋭い打球を飛ばすことができる。ただ細身で、コアとなる部分はまだ弱い。いかにして体重を増やして、パワーアップできるかが今後の野球人生で活躍するためのカギになるのではないだろうか。

 専修大附は野手に逸材が多く、筋トレ好きで、筋肉隆々の体型から鋭い打球を連発し、スピードもある1番サード・中慎太朗、6番打者ながらチーム一の本塁打を記録する捕手・野村康佑など打力が高い選手をそろえている。

 次は実力校・駒大高。激しい戦いを期待したい。

(記事=河嶋 宗一)