98人で千葉制覇を狙う拓大紅陵が好発進!市原八幡の下手投げ右腕に初回から対応

 千葉制覇を掲げる拓大紅陵の夏が始まった。  

「3年生は35名いますが、練習試合もできなかった状況ですので、前半戦で全員出場を目指し、野球を楽しんでもらいたい」と語った拓大紅陵を率いる和田 隆志監督。この試合では背番号17の投手・中村 優斗以外の19名が出場した。

 選手94名、マネージャー含め98名の大所帯を束ねる拓大紅陵の主将・篠田 渉太は、「この大会が開催されることが決まってからは、優勝しか見ていない」と昨秋の借りを返すべく闘志を燃やしている。甲子園の中止を聞いた時、「言葉が出てこなかった」。それでも千葉独自大会の開催が決まった時には、昨秋準優勝に終わった悔しさを胸に「絶対に優勝」を掲げ、この初戦に挑んだ。

 初戦の相手は市原八幡。先発のマウンドに上がったのは公式戦初先発の主将でエースを務める下手投げ右腕・山崎 寿明。新人戦、秋は骨折で登板ができなかったが、今大会の開催により、高校最後の公式戦で背番号1を付けマウンドに登ることができた。

 毎試合メンバーが変わっていく今大会の拓大紅陵ナイン。篠田主将は「(公式戦)経験者も多かったので、先のことは考えずに目の前のプレーに集中することを心がけました」。拓大紅陵は初回から4番・小野寺 翔真のランニングホームランなどで3点を先取。2回も3連打を含む5安打5得点と難投派右腕にもしっかり対応した。

 試合は終始拓大紅陵ペースで進み、7回コールドの11対2で市原八幡を下し、初戦を飾った。

 敗れた市原八幡のエース・山崎は、「打線が強力でしたが、その中で三振も取れて無失点で抑えれた回もあり、自信につながりました」と充実した表情で語った。

 総力を挙げ初戦突破を決めた主将の篠田は「応援してくれる人の笑顔が見られるように」と昨秋2年ぶりに出場した関東大会で花咲徳栄に敗戦して以来、より一層この気持ちが強くなったという。千葉制覇と3年生全員出場へ向け、拓大紅陵が好スタートを切った。

(記事=編集部)