駒大高、一気の攻めで都立淵江を圧倒!5回コールドで都大会進出

三塁打を放つ駒大高の代打・山崎明人

 駒大高と言えば、フルスイングでガンガン打つチームというイメージがある。しかしこの試合、1回裏1番・山村聡喜はいきなりセーフティーバントを仕掛けてきた。ここは都立淵江の捕手・篠田健太が落ち着いて処理した。

 これまでのチームのカラーを変えるのか、川端教郎監督は、「夏は3年生だけで戦い、新チームのスタートが遅れました。夏休みは2週間しかなく、練習も2時間だけです。チーム作りが間に合い分かった部分もあり、秋は、1点ずつ取る野球をします」と語る。駒大高は、1回は三者凡退、2回は走者を2人出したものの得点はできない。都立淵江先発の渡邊椋平の丁寧な投球も光った。

 しかし3回裏はこの回先頭の9番・村上瑛一が中前安打で出ると、打順が2巡目に入り、状況は変わる。村上が二盗した後、1番・山村の右前安打でまず1点。2番・増森大介の内野安打、3番・程原裕太の三塁打で2点を追加。

 都立淵江は投手を横手投げの佐藤 優に代えたが、駒大高の攻撃は止まらず、この回5点を挙げる。

 4回裏も、4番・梅澤康一郎と、代打で登場した山崎明人も三塁打。山村、程原が二塁打を放つなど、たたみかける攻撃で一挙6点を挙げた。

 駒大高の先発・林 大智は、速球にスライダーのキレもよく、4回を奪三振7の好投。5回の1イニングだけ投げた安達元太も力のある球で、得点を許さず、11−0、5回コールドで駒大高が勝ち、都大会出場を決めた。

 林は十分エースらしい投球をしていたが、川端監督によると、ベンチには投手が5人入っており、「誰が行っても」という状況だという。新チームを作るのが遅れたため、ポジションは定まっておらず、約1か月後に始まる都大会では、かなりメンバーが変わっている可能性もあるという。逆に言えば、選手の能力がそれだけ高いわけで、この秋の駒大高は、要注意のチームではないか。

 都立青山には打ち勝った都立淵江であるが、駒大高のパワーに圧倒された形になった。新チーム結成間もない時期に、これだけレベルの高いチームと試合したことを、今後への良いモチベーションにしてほしい。

(記事=大島 裕史)