吉野の高校通算35号で先制!「先輩たちに活躍している姿を見せたい」悲願の県制覇まであと2勝

高校通算35号となる先制2ランを放ち、4強入りに牽引した3番・吉野創士(昌平)【熱戦の模様をギャラリーでチェック!】

 27日、県営大宮球場で行われた秋季埼玉のべスト4をかけた昌平と川越東の一戦は昌平が7回コールドの12対2で前戦で第一シードの浦和学院を破った川越東を圧倒し、準決勝に駒を進めた。

 昌平は初回、中前で出塁した1番・寺山太陽を二塁に置き、3番・吉野 創士が2ボール2ストライクからの5球目を振り抜いた打球は左越2ランとなり、先制に成功した。この本塁打について指揮官の黒坂洋介監督は「あの一打でチームが『よし、いけるぞ』という気持ちになれた。よく打ってくれた」と攻撃の口火を切った一打を労った。

 4回には1番・寺山、2番・大熊颯平、3番・吉野の3連打を含む5安打を集め一挙5得点と打線の繋がりを見せた。

 2回戦の正智深谷戦以来となる今大会2本目の本塁打には、「打ったのは外のスライダーです。得意なコースだったので、うまく拾えました」と高校通算35本目は4強入りを大きく手繰り寄せた先制打となった。さらに昨秋は、この準々決勝の西武台戦で敗戦を喫し、その悔しさを味わっていた吉野。「この試合には強い思いがありました」と第一打席からその思いがバットに乗った。

 185センチ・75キロと細身だが長打を放つことができる理由については、「自分でもよくわからないのですが、バットでボールを切るイメージでバックスピンをかけるように心がけています」と打撃での取り組みを教えてくれた。

 今夏の独自大会も準優勝であと一歩及ばなかった昌平。最高学年として挑むこの秋の大会に吉野は「先輩たちに色んな経験をさせてもらったので、なんとしてでも自分たちの代で優勝して関東大会で活躍している姿を見せたいです」と悲願の県制覇に向けあと2勝とした。

(取材=編集部)