京葉ボーイズが好投手・高橋侑雅を序盤に攻略!2年ぶりの優勝へ視界良好

先制点を挙げた京葉ボーイズ
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 29日、第51回日本少年野球春季全国大会は準々決勝を迎え、大田スタジアムでは2試合が行われた。
 第1試合では、湖南ボーイズと京葉ボーイズが対戦。湖南ボーイズの137キロ右腕・高橋侑雅と強打の京葉ボーイズ打線の対決に注目が集まったが、試合は思わぬ展開となった。

 先制点を挙げたのは京葉ボーイズ。
 1回裏、2番・竹田皓晴がランニングホームランを放って1点を先制すると、2回には無死三塁から7番・山下誠建がタイムリーヒットを放って追加点を挙げる。これで波に乗った京葉ボーイズは、8番・橋本周、9番・根木杜弥の連続タイムリーでさらに追加点を挙げると、その後も2本のタイムリーなどでこの回だけで大量7得点。
 好投手・高橋を攻略し、試合の主導権を握った。

 その後、3回表に2点を返された京葉ボーイズだったが、直後の3回裏にすぐさま2点を追加して湖南ボーイズに追撃を許さない。
 試合はそのまま10対2の5回コールドで、京葉ボーイズが準決勝進出を決めた。

 試合後、京葉ボーイズの関口勝己監督は、「しっかり真っ直ぐに狙いを絞って、立ち上がりを攻めることができました。投手陣も上手く回っているので、ここまできたら優勝したですね」と語り、選手たちの戦いぶりに目を細めた。



137キロ右腕の高橋侑雅(湖南ボーイズ)

 京葉ボーイズは、2番・竹田、3番・福尾遥真、4番・椎木卿五の上位打線はいずれも直球に振り負けない強いスイングをしており、下位打線にもミート力に秀でた選手が並んでいる。2年ぶり(昨年は中止)の優勝に向けて、視界は良好と言って良いだろう。

 一方、敗れた湖南ボーイズ。
 木元竜児監督が「選手たちには疲労がありました」と語ったように、選手たちの動きはやや重いように感じられた。1回戦の伊勢志摩ボーイズ戦では完投勝利を挙げ、135キロを連発した高橋の球速も、この日は133キロ止まりで変化球も高めに浮いていた。
 高橋は夏に向けて、スタミナ面の向上を誓った。

 「疲れからフォームが崩れていたと思います。試合の後半になっても崩れず、最後まで投げ抜くことができるように鍛えていきたいです」

 高橋以外にも、中学通算20本以上の本塁打を放つ強打の遊撃手・宮野想生などもおり、個々の能力は非常に高い湖南ボーイズ。2年前には樋上 颯太と坂 玲哉、昨年は田井志門が大阪桐蔭に進むなど、能力の高い選手が毎年揃うチームだけに今後の活躍にも注目だ。

(取材=栗崎 祐太朗)