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前原49年ぶり2度目の九州地区高等学校野球大会出場

三塁打を放ちガッツポーズの前原・新里

 「彼らならやってくれると信じていました。僕は何もやっていません」。実は「秋の」九州大会出場はこれで3度目になる東亮監督。2012年(優勝)、13年(4位)と、宜野座高校を率いて九州地区高等学校野球大会出場を決めたが、自身はそれ以来9年ぶりの秋大会決勝進出。それ以上に前原を約半世紀ぶりとなる決勝へと見事に導いた。

 前原は1回、二死二塁から4番新里 紹舜がライトの頭上を襲う完璧な三塁打で鮮やかに先制すると2回に早くも打線が爆発する。

 一死二塁から8番桃原 庸介がレフト前へ運び、まず1点。1番に返り又吉 哲大のタイムリーで2点目。エラーとワイルドピッチで3点目を得ると、再び新里 紹舜がライトへ。これも三塁打となり5点目が入った。1回の打席では新里 紹舜を返せなかった5番比嘉 健登も、ライト前へ運び三走が生還。このイニングだけで大量6点を奪いゲームを決めた。

 那覇西戦16得点、本部戦12得点、糸満戦11得点、KBC学園未来沖縄戦12得点。準々決勝終了時で51得点、チーム打率.424の前原打線はこの日も健在だった。「打線は水もの」と語った東亮監督だが、興南の一線級の投手を打ち込んで初めて前原打線の「確信」になると踏んでいる。49年前に九州地区高等学校野球大会に出場し、準優勝した小倉南に延長12回の激闘を繰り広げた当時の前原のように、九州での躍動を見せてくれるだろう。

 前日は沖縄尚学打線を抑え込んだ北山エース知念 夢翔も、さすがに疲労の色は隠せなかった。「前日は130キロ後半のストレートがあったが、今日は130に届かない」とは、記者席からの声。しかし、前原同様にこの秋のもう1校のヒーローは間違いなく北山であった。来年春、さらに成長した姿を見せてほしいと願う。

(取材=當山 雅通)

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前原・横田

前原・新里

北山・知念