長い雨天中断にも集中途切れず好試合、西武台千葉が9回に逆転して逃げ切る

西武台千葉・横枕誠也君

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<第104回全国高校野球選手権千葉大会:西武台千葉2−1野田中央>◇16日◇2回戦◇柏の葉公園

 このところの不安定な天候によって、何と2日連続で途中まで行っていながら、雨天ノーゲームとなった試合。会場も球場の都合で、これまでの船橋市民球場 から柏の葉公園球場へと変更となった。ここまでの経過としては、最初の試合では、野田中央が先制して西武台千葉が逆転したところで雨。そして翌日は、西武台千葉がリードしていたのだけれども、これも雨でノーゲーム。

 今年からは、継続試合制度を導入することも可となって、甲子園ではセンバツも夏の選手権も雨天中断後は、継続試合として行うということとなっている。しかし、地区大会に関しては各都道府県の高野連の裁量で決めるということになっていて、千葉県の場合は継続試合制度を導入していない。だから、2日連続の雨天ノーゲームとなり、3日目の正直ということになってしまった。ちなみに、スコアだけのことで言えば、継続試合としていたとしたら、シード校の西武台千葉が勝っていたということになっている2日間でもあった。

 いずれにしても、3度目の仕切り直し、お互いがスッキリとした形で試合に入ってほしいというのが、正直な思いでもあった。

 しかもこの両校。昨秋のブロック予選の初戦、今春のブロック予選代表決定戦でも対戦しており、いずれも西武台千葉が勝っている。野田中央としては、その雪辱も果たしたいところである。

 試合は、両チーム無得点のまま2回を終了した段階でまたしても降雨で中断となった。1時間45分の中断の後にグラウンド整備の甲斐あって、何とか再開することができた。中断明けに試合が動くとよく言われるが、この試合でも3回に野田中央は2死から1番蒲生が右前打するとすかさず二塁盗塁。そして、続く山本が右前にポトリと落として野田中央が先制。

 1対0のまま西武台千葉は横枕、野田中央斉藤由将が6回まで投げて行った。そして、7回から野田中央は滝口 健太監督が「イニングごとに話していたけれども、斉藤自身が7回には、つかまりそうな気がすると言っていた」ということで思い切って水野にスイッチした。西武台千葉は、その交代のタイミングを突いて連続四球で2死一、二塁から横枕に代って代打佐藤龍聖が左前安打してついに同点とした。そして、その裏からは西武台千葉はこの日3番左翼で先発出場していた左腕川井がリリーフ。

 川井は代わり端は四死球で一、二塁のピンチを招いたが後続を抑えて、事なきをえた。

 こうして9回を迎えるが西武台千葉は四球とバントで1死二塁として、6番大島が中前へはじき返して二塁走者をかえして、これが決勝点となった。

 その裏、野田中央も食い下がって、死球と飯塚の三遊間を破る安打などで無死一、二塁。一打逆転もある場面を作ったが、最後は川井がしっかりと投げ切った。西武台千葉の丸山健介監督は、「いやな展開だったけれども、選手はよく辛抱してくれた。先発の横枕もよく抑えていたけれども、7回は、丁度打順も回ってきたので代打を送ったけれども、よく打ってくれた。川井は、ピンチも作りましたが、エースらしい投球だった」と、選手たちの健闘と踏ん張りを称えていた。

 長い中断があったけれども、どちらも気持ちを切らすことなく、大きなミスもなかった。自分たちのやってきたことを発揮しようという意識も見られて、最後までいい展開の試合だった。

(取材=手束 仁)