日体大荏原の1年生・吉田健 都立王子総合を被安打2の完封!

完封した日体大荏原・吉田健汰

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<第104回全国高校野球選手権東東京大会:日体大荏原8−0都立王子総合>◇21日◇4回戦◇神宮

 日体大荏原は春季都大会で横手投げの小金井 凌生、本格派の石井 祥太の2本柱で準々決勝に進出した。そんな投手陣にまた1人、大きな柱が加わることになった。

 日体大荏原は4回戦の都立王子総合戦で1年生の吉田 健汰を先発のマウンドに送った。「調子が良かったので、託してみようと思いました」と日体大荏原の本橋慶彦監督は語る。

 1年生投手を楽にさせるためにも、序盤のリードが必要になる。1回表日体大荏原は2番・中澤 郷の二塁打などで2死満塁のチャンスを得る。ここで都立王子総合は内野守備の乱れもあり、2点を失う。

 日体大荏原の吉田 健は1回、2回と走者を出しながら無失点に抑える。3回裏はこの回先頭の都立王子総合の1番・太田 澪来が二塁打を放ち、2番・小林 莉空の犠打で1死三塁となったが、落ち着いた投球で後続を抑える。

 このあたりから、吉田 健の投球も徐々にエンジンがかかり始める。吉田 健の持ち味は緩急自在の投球。最速は130キロ程度だが、腕の振りがタイミングを合わせにくく、球持ちもいい。それに吉田 健本人がナックルカーブと言っているスローボールが効果的だ、4回裏に都立王子総合の6番・佐々木 碧に中前安打を打たれてからは、安打を打たれなかった。

 吉田 健の好投を受けて打線も奮起。4回表に相手内野陣の守備の乱れもあり2点を追加すると、6回表には1番・石崎 祥真の二塁打、2番・中澤の三塁打などで2点を追加し。6対0とする。

 あと1点でコールドとなり、7回、8回と日体大荏原がチャンスを作ったが、ここは都立王子総合の先発・今野 航や都立王子総合の守備陣が踏ん張り得点を許さない。9回表には日体大荏原が2点を入れて8対0となったものの、コールドは阻止した。「9イニングをやれたというのは、意味があります」と都立王子総合の寺崎貴哉監督は言う。

 日体大荏原の吉田 健は公式戦初登板。中学の野球は7イニング制なので、8回、9回は未知の領域だ。「9回になると、勝利が近いので力みました」という吉田 健だが、さほど疲れはなかったという。9回裏は3四死球で1死満塁のピンチを迎えたが、「行けるところまで行くつもりでした」と本橋監督。満塁になっても動じることなく2人を打ち取り、高校生になっての公式戦初登板を完封勝利で飾った。

 吉田 健の投球は、球数125、被安打2、奪三振7、四死球5で失点、自責点0というほぼ完璧な内容だった。

 近年結果を残せていないが、日体大荏原は第1回大会の地方大会で準優勝した伝統校。1年生投手の登場で戦力はさらに充実しており、名門復活の足場を築きつつある。

(取材=大島 裕史)