課題修正、攻守がっちりかみ合う・大島


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<第104回全国高校野球選手権鹿児島大会:大島7−0国分中央>◇22日◇準決勝◇平和リース

 初回の好機をものにできなかった大島だったが2回裏、2死一、二塁の場面で1番・有馬 航大(2年)の中前適時打で先制。暴投で2点目を挙げた。

 3回は1死から3連打を浴びせて6番・前山 龍之助(3年)の右前適時打で3点目を挙げ、8番・美島 永宝(3年)の左前2点適時打で点差を5点に広げた。

 4、5回は追加点を奪えなかったが、6回裏に5番・中 優斗(3年)の中越え二塁打、6番・前山の中前適時打で2点をダメ押した。

 エース大野 稼頭央(3年)は序盤から緩急を使った投球がさえ、

 国分中央打線に狙い球を絞らせず、散発5安打、13奪三振で完封した。

 国分中央は3投手陣の継投で何とかかわそうとしたが、投打とも振るわず、一矢報いることができなかった。

 大島は準々決勝・出水中央戦での課題を3日間できっちり修正。主力数人にコロナ感染者が出てメンバー変更があった相手だったが、スキを見せずに攻守ががっちりかみ合ってコールド勝ちした。

 三塁手・前山は2失策がすべて失点に絡み、打撃でも活躍できなかった。それでも塗木 哲哉監督は前山を6番、三塁手で起用。「来た球を何が何でも打つ」とシンプルな姿勢に徹し、2回にチーム初安打、先制のホームを踏み、3、6回は適時打を放って2打点を挙げた。

 「(監督の)期待に応えられて、(大野)稼頭央を打って助けられて良かった」と振り返った。守備も足を思い切りよく動かして無失策だった。打線全体も出水中央戦の終盤にみせた「打ってつなぐ」を序盤から実践し、優位に試合を進めた。

 エース大野の投球は圧巻だった。出水中央戦では12安打6失点。「頭が前に出てしまっていてリリースが安定していなかった」と塗木監督。この3日間はトレーナーのもとでフォームを見直し、身体の軸を安定させ、自分の悪いところを試合中に修正できるようにした。

 この日は「緩急を意識した」とこれまであまり使ってこなかった90キロ台のカーブも織り交ぜながら、相手打線に的を絞らせず、要所では最速145キロの直球がうなりを上げてミットに突き刺さった。4強中唯一チーム打率が4割を超えていた相手打線を散発5安打に抑え、13三振を奪った。

 この日の「出来は90点」と大野は言う。満点の投球は、昨夏準々決勝で苦杯をなめた鹿児島実との決勝戦で披露するつもりだ。

(取材=政 純一郎)