星城が2点先取されるもすぐに逆転、向陽にコールド勝ちで8強入り

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<第104回全国高校野球選手権愛知大会:星城10−3向陽>◇24日◇5回戦◇刈谷

 今春の県大会でもベスト4に進出して、このところ安定した実績を示している星城。シード校として挑んだ今大会でも、ここまでの4回戦では、昨秋に敗れた難敵の至学館に3対2と競り勝つなどして進出してきた。昨夏もシード校として挑みながら初戦で敗退してしまった星城だったが、この夏は着実に勝ち上がってきた。

 対する向陽は今大会は1回戦から登場している。豊橋工科、幸田、一宮西に大きくリードしながら勝利してきて、4回戦でも天白を12対3と下してここまで進出してきて、上り調子だ。

 ここまで勢いで上がってきたところもある向陽だが、その勢いは初回からはじけた。先頭の角谷がいきなり左翼線二塁打すると、暴投で三塁へ進み、失策で生還。さらに、米光は盗塁も決めて、1死二塁となってから4番横井は右越え二塁打でこの回2点を奪った。

 今大会初登板という先発の島袋が落ち着かないうちに2点を失ってしまった星城。しかし、その裏にすぐに1点を返し、2回には2死走者なしから7番の島袋以下、小川、渡邉全の3連打に、さらに1番田中 大裕の二塁打などで3点を奪って逆転。3回も、2死走者なしから一、二塁として6番小島の二塁打で2点を追加。

 こうして、やはりシード校の星城が力を示していき、5回にも砂川の犠飛で1点を追加。そして、7回には中川、後藤 将太、小島と3本の二塁打などで3点を加えてコールドゲームとした。

 星城の投手陣は、島袋が3回を投げると、4回からリリーフした長谷川も7回途中まで投げて、最後は後藤 海斗が無死一、二塁から併殺で切るなどして、しっかり抑えていった。星城としては、この先の戦いを考えればエースの田島を休ませて戦えたということも大きかったのではないだろうか。

 星城の木下秋次監督は、「いきなり2点を取られて、いい形での試合の入りではなかったですけれども、すぐに返せて2回には逆転できたのはよかった。緩い球に対しては、じっくり待ってから打てということは指示していたのですが、打席ではなかなか対応しきれなくて、苦しみましたね」と振り返った。そして、この先の戦いに関しては、「ここからは次の大会が始まるという感じですね。もう一度引き締め直して向かっていきます」と、準々決勝からの戦いに挑む気持ちを語っていた。

 5回戦で敗退となった向陽だったが、試合後も選手たちは元気で明るかった。2点目となる適時二塁打を放った4番の横井は、「先頭の角谷が最高の形で塁に出たので、ボクも続こうと思っていたので、打てたのは嬉しかったけれども、点が入ったことはもっと嬉しかった」と、負けたにもかかわらず皆の笑顔がはじけていた。こういうことこそ、部活動の一環としての高校野球なんだなということも、改めて認識させてくれた向陽の選手たちのここまでの頑張りだった。

(取材=手束 仁)