浅野翔吾がチャンスメーク・ポイントゲッターで活躍!完璧な投球内容、継投で高校日本代表がイタリアに0封勝利!

浅野 翔吾(高松商)

<第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ:日本6−0イタリア>◇9日(日本時間10日)◇1次ラウンド・第1戦◇米フロリダ

 現地時間9月9日に開幕した高校日本代表の初戦はイタリアとの戦いになり、自慢の機動力を発揮した。

 1回表、1番・浅野 翔吾外野手(高松商)がスライダー系の球を捉え、いきなり二塁打。そして2番・赤堀 颯内野手(聖光学院)の犠打でチャンスを作り、3番・松尾 汐恩捕手 (大阪桐蔭)がライトへ犠飛。浅めのフライで、足に自信がない選手なら、なかなかスタートが切れない距離だったが、浅野の好走塁が光った。

 2回表もセーフティーバントを織り交ぜながらチャンスメークし、1番浅野が2点適時打。馬淵監督がキーマンとして期待している浅野が、チャンスメーク&ポイントゲッターとして機能した。今大会は7イニング制。前半勝負を考えている馬淵監督としても理想的な攻撃ができていた。

 しかし3回以降は無得点。イタリアの2番手左腕・S.CATELLANIは、130キロ中盤の速球を微妙に動かし、スライダーを交えながら抑える投手。優勝のためには、こうした投手から得点を取って成功体験を得たい試合でもあった。レベルが高い左腕投手の対応は次回へ向けての課題となった。



川原 嗣貴 (大阪桐蔭)

 投手では、先発の生盛 亜勇太投手(興南)が130キロ後半の速球と切れのある縦横の変化球を効果的に使い分け、3回44球無失点の好投。4回からは川原 嗣貴投手(大阪桐蔭)が登板。角度のある常時138キロ〜142キロの直球と、135キロ前後のカットボールを織り交ぜ、3回無失点の好投。直球のばらつきがほとんどなく、速球、変化球を低めにしっかりと投げ分け、ここぞという場面ではコーナーギリギリで翻弄する投球が光った。ストライク先行で、球数も30球と100点満点の投球内容だった。そして、7回裏には強肩捕手でありながら、最速145キロを誇る野田 海人捕手(九州国際大付)が登板。130キロ後半の速球とスライダーを器用に投げ分け、無失点に抑える投球を見せた。

 投手陣の安定感は抜群。3人とも連投が可能な球数に抑え、今後、他の投手陣にも無理させない運用ができている。

 これから打線の状態や攻撃の精度をさらに高めることができるか注目だ。

【高校日本代表投手陣の球数】
生盛 亜勇太投手(興南) 3回44球 連投可能
川原 嗣貴投手(大阪桐蔭) 3回30球 連投可能
野田 海人捕手(九州国際大付) 1回7球 連投可能

(記事=河嶋 宗一/撮影=藤木 拓弥)