腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌が豊富なヨーグルトを、日常的に食べているという人も多いだろう。「一般社団法人日本乳業協会」のホームページによれば、ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌は生きて腸に届かなくても、その死骸である菌体成分が血圧や血清コレステロールの値を下げるのだとか。また、乳酸菌やビフィズス菌が免疫力を高めて感染症対策に役立つことも報告されているという。

 最近は、「どの食品をどのタイミングで食べればいいのか」についての研究も盛んだ。ヨーグルトに関しては、食後の血糖値の上昇を緩やかにしてダイエット効果を狙うなら、食事前にヨーグルトを食べた方がベター。ヨーグルトに含まれるタンパク質が、インスリンの分泌量を増やすGLP―1という腸管ホルモンの分泌を促し、血糖値の上昇を緩やかにするのだ。

 さらに、ヨーグルトの乳酸には、食べたものを胃から小腸に移動する時間をゆっくりにする働きがあり、やはり血糖値の上昇を緩やかにする。

 ヨーグルトには骨を丈夫にするカルシウムも豊富。骨粗しょう症対策を考えるなら、ヨーグルトは夕食時がお勧め。朝食時と夕食時のカルシウムの吸収率を調べた実験で、夕食時の方が吸収率が高かったとの報告がある。

 ただし、いずれの場合も、ヨーグルトのトッピングには注意。砂糖やジャム、蜂蜜などをかけて食べると、せっかくの「血糖値の上昇を緩やかに」という作用が邪魔されてしまう。カロリー過多にもなりかねない。健康のためなら、無糖のヨーグルトをそのままで。